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赤レンガ倉庫で日仏振付家のダンス公演「ダンスクロス」

『Mua』©Jean-Baptiste Huynh

『Mua』©Jean-Baptiste Huynh

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 横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で7月6日、日仏振付家によるダンス公演「ダンスクロス2014」が開催される。

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 ダンスクロスは、コンテンポラリーダンスによる日本とフランスの文化芸術交流プロジェクト。コンテンポラリーダンスを通して日仏の文化交流を図る。6月に開幕したフランス文化の祭典「横浜フランス月間2014」の一環。

 出演アーティストは、国内最大級のコンテンポラリー・ダンスフェスティバル「横浜ダンスコレクションEX 2013」で「若手振付家のための在日フランス大使館賞」と「MASDANZA賞」をダブル受賞し、フランスに6カ月間レジデンスした日本人振付家・ダンサーの奥野美和さん。振付家の坂本公成さん、生け花家元の奥平清鳳さん、舞踏家の笠井叡さんなど、国内外のアーティストと定期的にコラボレーションし、作品を制作するフランス人振付家のエマニュエル・ユインさん。

 上演プログラムは、暗闇の中でダンサーの存在感がゆっくりと浮かび上がる「Mua」(構成・静止の形式・出演=エマニュエル・ユイン、闇=イヴ・ゴダン、沈黙=カスパー・トプリッツ、透明性=クリスチャン・リゾほか)、フランスの街角で出会った目に見えない存在(ファントム)たちを呼び起こす「Phantoms in manufacture」(構成・振付・出演=奥野美和)。

 関連イベントとして、7月5日には、象の鼻テラス(中区海岸通1)で「エマニュエル・ユインによる子どものためのワークショップ」を実施。振付の基礎でもある「丸」というシンプルな形を通して、祝祭、聖なるもの、行列といったさまざまな要素を再考し、エマニュエル・ユインの2009年のダンス作品「Cribles」の抜粋を体験する。

 アンスティチュ・フランセ横浜の大藤理恵さんは「今年はフランスコンテンポラリーダンスの古典となったエマニュエル・ユインの処女振付作品と奥野美和の最新作を発表する。この機会に日本とフランスのコンテンポラリーダンスの違いを見比べ、コンテンポラリーダンスに親しんでいただければ」と話している。

 会場は横浜赤レンガ倉庫1号館。16時30分開演。チケットは前売=一般2,500円・学生2,000円、当日=一般3,000円・学生2,500円。問い合わせはアンスティチュ・フランセ横浜(TEL 045-201-1514)まで。

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