横浜元町でアイルランドの祭り「セントパトリックデー・パレード」

昨年の元町セントパトリックデーの様子

昨年の元町セントパトリックデーの様子

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 横浜元町ショッピングストリート(横浜市中区元町)で3月15日、「第10回セントパトリックデーパレード横浜元町」が開催される。

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 セントパトリックデー・パレード(St.Patrick's day)は、アイルランド共和国の祝日「セント・パトリック・デー」(3月17日)を祝う祭り。前後の休日には世界各地でパレードが催され、シンボルカラーのグリーンの衣装を身につけた人々が街をパレードする。

 横浜元町のパレードは2004年の開始以来、春を呼ぶ祭りとして定着。元町通りにアイルランドの音楽が流れ、アイルランドの国旗をイメージした緑・白・オレンジの3色の風船が街を彩り、パレードやアイリッシュミュージックライブ、野外ダンスパーティー「オープンエアケーリー」が行われる。

 主催は、日本とアイルランドの友好な関係の構築や文化交流の促進を目指す非営利団体「アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン(INJ)横浜」横浜パレード実行委員会。INJは日本国内で1992年からイベントを行っており、今年は10都市以上でパレードを開催する。

 隊列には、セントパトリック、アイルランド大使館、東京パイプバンド、アイルランド音楽&ダンス団体、サンモールインターナショナルスクール、横浜アイリッシュダンサーズ、在日米陸軍軍楽隊、在日米海軍横須賀基地キニックハイスクールなどが参加予定。

 元町のスポーツバー「Benny’s Place」(中区石川町1)をはじめ、英国風パブ「HUB横浜西口店」(西区南幸2)、「ハードロックカフェ横浜」(西区みなとみらい2)、アイリッシュパブ「The SNUG」(中区野毛町1)では、アフターパレードパーティーを開催する。

 INJ横浜広報担当の桝水美伽さんは「西洋文化の玄関口として発展してきた元町には、横浜周辺在住のアイルランド人やアイルランド系アメリカ人を筆頭に、アイルランドに関心のある人々や多くの外国人がパレードに集まる。ぜひアイルランドのナショナルカラー『緑』のものを身に着けて元町に遊びにきてほしい」と話している。

 セント・パトリックは、5世紀ころアイルランドにキリスト教をもたらした宣教者で、3月17日はセント・パトリックの命日にあたる。アイルランドの守護聖人として現在も親しまれており、キリスト教の布教でアイルランドを訪れた際に、アイルランドの国花「三つ葉のシャムロック」で三位一体を伝道したといわれている。

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