現代アート展「黄金町バザール2009」、今年も9月に開催決定

黄金町バザールの会場となる日ノ出スタジオ(京急高架下)
写真提供:NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター

黄金町バザールの会場となる日ノ出スタジオ(京急高架下) 写真提供:NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター

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 黄金町エリアマネジメントセンター(横浜市中区日ノ出町2、TEL 045-261-5467)は、9月1日より開催するまちづくりと現代アートの展示「黄金町バザール2009」の詳細を発表した。

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 「黄金町バザール」は、アートによるまちづくりをテーマに、地域住民、警察、行政、企業、大学が連携して、特殊飲食店が軒を連ねていたまちなみを生まれ変わらせようとする現代アート展覧会。2008年に初開催され、京浜急行高架下に新設された2つのスタジオ「日ノ出スタジオ」「黄金スタジオ」を中心に、全5カ国約30組のアーティスト、ショップが参加し、連日各種イベントが行われた。

 今年は、展示のほか「まちあるき」をはじめとしたさまざまなイベントを展開。地域に根付いている店舗と作家とがディスプレーや商品ラベルの開発、ファサードデザインなどを行う「街並形成プロジェクト」、アジア各国や横浜姉妹都市のリヨン市と黄金町を結ぶ海外交流、横浜美術館との連携など、地域とアートが結びついたまちの「再生」をアピールする。

 プロジェクトの1つ「village」では、フランス、日本の7人のアーティストが横浜市とリヨン市でアート作品の制作・発表を相互に行い、リヨン市と横浜市の黄金町をつなぐ。また、横浜美術館との連携プログラムとして、映像アーティスト志村信裕さんが、黄金町に滞在し、街にアートの仕掛けを作っていく。

 昨年の「黄金町バザール」開催後、まちの新しい動きを支える団体として、有志による非営利団体「黄金町エリアマネジメントセンター」が設立された。京浜急行高架下や空き店舗などを改装した約20施設をアトリエや店舗として貸し出しており、現在は18組のアーティスト、建築家、演劇団体、大学や店舗が入居している。

 同センター事務局長の山野真悟さんは「昨年の『黄金町バザール』で、たくさんの方からまちに注目して頂きました。変わりつつあるまちと、将来のまちのイメージを、アーティストの力を借りて表現してみようと思います」と話す。

 開催期間は9月1日~9月27日まで。開場日時は各会場によって異なる。京浜急行「日ノ出町駅」~「黄金町駅」間の高架下スタジオほか、近隣店舗、大岡川、駅などが会場となる予定。

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