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横浜の「日本一小さな鳥取専門書店」がイベント「とっとり来たなかぁ~」

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 鳥取専門書店「鳥取堂」(横浜市中区北仲通3)が9月18日、同店が位置する「mass×mass 関内フューチャーセンター(以下、マスマス関内)」でイベント「とっとり来たなかぁ~」を開催する。先行して17日16時から、鳥取のパンを販売する。

イベントに200個仕入れた鳥取のパン 台風懸念で事前販売を決断

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 鳥取堂は、マスマス関内入口の「LOCAL BOOK STORE 『kita.』」の一書店。「コロナ禍で鳥取に行きたくても行けない」という状況を乗り越えるため、「鳥取と都市部をつなぐ小さな拠点になれば」と、店主の名和佳夫(なわよしお)さんが鳥取に関係する本を集めて6月に開業。段ボール一箱分ほどの区画に鳥取関連の書籍をそろえ、「日本一小さな鳥取専門書店」とうたう。

 名和さんは地域のPRプランニングの専門家。PRの仕事で鳥取と関わるうちに、鳥取の魅力に引かれ、現在は横浜に居住しマスマス関内を拠点に仕事をしながら、「鳥取県政アドバイザリースタッフ」も務めている。

 「とっとり来たなかぁ~」では、名和さんのこだわりの品をそろえる。天然酵母で作った「タルマーリー」(鳥取県八頭郡)のパン、47都道府県で唯一鳥取県にはスターバックスコーヒーの店舗が存在しなかった2014年に「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバ(鳥取砂丘)がある」という県知事の発言を受けてできた「すなば珈琲」のコーヒー、鳥取県智頭町の採れたて野菜、同町で収穫したばかりの「特別栽培米ひとめぼれ」も届く。

 「鳥取民藝100年」をテーマに鳥取関係本の拡大陳列販売、「鳥取民藝」の品としてアニメ「もののけ姫」で題材となった「たたら製鉄」の流れをくむ鋼を使った手作り包丁も並べる。米子市冨士見町の画家・福間祐未さんの作品など、食品以外の品もそろえる。

 名和さんは「鳥取は水がおいしいので食べ物がおいしい。サントリーの天然水も、関東では南アルプスが水源だが、西日本では鳥取の奥大山(おくだいせん)の水を詰めたものが売られている。水だけでも取り寄せるほどおいしい」と笑顔を見せる。

 パンは200個仕入れ、17日の夕方に届く予定だが、台風の進路速度によっては18日のイベント当日に影響を受ける可能性も出てきたため、急きょ17日18時~21時、日持ちしないパンのみを事前販売するプレイベントの実施を決めた。マスマス関内の入口が締まっている場合は名和さん(TEL:090-1546-2978)に連絡すると入場できる。

 18日の開催時間は13時~18時。入場無料。

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