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日ノ出町のインド・ネパール料理店が10周年 スパイス使って内装リノベ

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 日ノ出町駅前のインド・ネパール料理店「ナマステポカラ」(横浜市中区日ノ出町1)が、カレーの「スパイス」を用いて内装のアート・リノベーションをした。手掛けたのは、アートプロジェクト「似て非 works」を主催する横浜在住の美術家・稲吉稔さん。

ネパールのポカラ出身 グルング・ラム・ラジャさん夫妻

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 「ナマステポカラ」は2011年4月にオープンし、今年で開店10周年。ネパール中央部のポカラ盆地出身の店主、グルング・ラム・ラジャさんが妻とともに厨房(ちゅうぼう)に立っている。

 稲吉さんは家族ぐるみで付き合いのある共通の知人を通じて店舗のリノベーションの相談を受けた。グルングさんは「きれいになって、お客さんがたくさん入るイメージでお願いします」と彩りなどについては完全に稲吉さんに任せたという。

 稲吉さんは、ターメリック、ナツメグ、グローブ、クミンなどのカレーのスパイスを用いて木材を着色し、テーブルの天板を作ることを考えた。

 「スパイス以外の色を混ぜている部分もあるが、黄色はターメリックだけで色が出た」と稲吉さん。「テーブルに鼻を近づけると、ほんのり良い香りがする」とも。「スパイス」がまさに「隠し味」となり、色と形と香りの多様なパターンが織りなす「カレー屋さん」にぴったりの内装となった。

 9月8日に完成し、現在は稲吉さん制作のテーブルで料理を楽しむことができる。テーブルのほか、カウンター・壁・天井などもリノベーション、グルングさんは「とってもいい。お願いしてよかった」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~15時と17時~22時(現在は20時まで)、火曜定休。テイクアウト可(500円~)。

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