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地域参加型プロジェクト「高架下研究所 黄金町ロックカク」始動

京浜急行電鉄とYADOKARIによる京急沿線の高架下開発事業

京浜急行電鉄とYADOKARIによる京急沿線の高架下開発事業

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 京浜急行電鉄(以下、京急電鉄)とYADOKARI(中区日ノ出町2)が連携して8月25日、遊休地となっている京急線の日ノ出町駅~黄金町駅間の高架下スペース「黄金町第6区画」の活用方法を考える地域参加型プロジェクト「高架下研究所 黄金町ロックカク」を立ち上げた。

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 地元住人や高架下開発に興味のある人、横浜の新たな価値を提案したい人を対象にアンケートやワークショップ、イベントなど行い、同区画を街のにぎわいの創出拠点とすることを目指す。

 京急電鉄は横浜市中区の日ノ出町・黄金町・初音町エリアの開発の一環として、地元住民や横浜市、NPO団体「黄金町エリアマネジメントセンター」と連携の下、高架下スペースの活用に取り組んできた。

 2008(平成20)年にアートによるまちづくりを体現する施設としてアーティストの制作スタジオ兼展示場「京急高架下文化芸術スタジオ(現=日ノ出スタジオ・黄金スタジオ)」を整備。2018年4月にはYADOKARIが企画運営する、ホステルとカフェラウンジ、SUPなどの水上アクティビティー拠点を備えた高架下タイニーハウス複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho」を開発。今年3月に地域の大食堂「日ノ出町フードホール」、7月に日ノ出スタジオ内にコーヒー焙煎(ばいせん)所「Chair COFFEE ROASTERS」を開業するなど、同エリアの魅力を創出してきた。

 同プロジェクトでは、京急電鉄のこれらの地域活動とYADOKARIによる地域活性化の経験を踏まえ、連携して取り組む。

 アンケートでは、「高架下と聞いて思い浮かぶ印象」「高架下にあるとうれしい施設」などについて尋ね、京急電鉄リテール事業部の木村亮太さんは「京急電鉄が市民にアンケートを取るのは初めての取り組み。地域の新しい価値を住民の方と一緒に創り上げていきたい 」と話す。

 高架下スペースへの要望やアイデアを募るアンケートは10月上旬まで実施。アンケートで収集した意見やアイデアは2回のワークショップを通じてブラッシュアップし、実現に向けて高架下での実証実験を重ねていく。

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