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映画館ジャック&ベティ、存続のためネット経由で支援呼び掛け 横浜市内各館も休館

ベティは赤が基調で定員144人、ジャックは青が基調で定員132人の2スクリーン

ベティは赤が基調で定員144人、ジャックは青が基調で定員132人の2スクリーン

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 映画館「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3)は、新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言を受け、4月8日から当面の間、休館する。感染拡大後の来館者数の減少と休館により継続が厳しい状況となり、ネットショップでの支援を呼び掛けている。

 同館は2スクリーンを備えたミニシアター。1952(昭和27)年開館の「横浜名画座」を前身とし、1991(平成3)年に「ジャック&ベティ」の名で中央興業の福寿祁久雄さんを支配人としてリニューアルオープン。2004(平成16)年の同社廃業による閉館の危機を乗り越えて、現支配人の梶原俊幸さんによる運営が2007(平成19)年3月より続いている。

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 年間約350本の独自にセレクトされた作品の上映や、音声ガイド付き上映などのユニークな取り組みにより毎年来館者数を増やしてきたが、新型コロナウイルスの影響で客足が減り、3月上旬は例年の半数以下、3月下旬からはほぼ全ての回が数人の観客のみでの上映だった。それでも訪れる人は「暮らしの中に映画があるような」常連客だったため、可能な限り営業を続けていたが、緊急事態宣言を受けて休館を決めた。

 休館中は、収入の大半を占めるチケット料金が絶たれる。いつ再開できるのか、再開後に来館者はあるのかなど不安要素は重なる。苦境を乗り越えて館を継続するためにと、ネットショップで、「映画鑑賞券」「再開後にスクリーンへの名前を掲載」「特製ポストカード」をセットとした商品の販売を始めた。

 副支配人の小林良夫さんは「映画館が再開した未来のお楽しみになるようにと考えた」と応援を呼び掛ける。

 このほか、全国のミニシアター支援のために立ち上げられた任意団体「ミニシアター・エイド」や、是枝裕和監督や諏訪敦彦監督など映画関係者によるミニシアターを救う動き「SAVE THE CINEMA『ミニシアターを救え!』プロジェクト」にも賛同しており、両プロジェクトへの支援もジャック&ベティの力になる。

 横浜市内のミニシアターは、2018(平成30)年の横浜ニューテアトル閉館後、現在はジャック&ベティと横浜シネマリンの2館のみとなっている。

 神奈川県では東京都とは異なり、緊急事態宣言の発令に基く休業要請の方針は示されていないが、横浜市内の映画館は、ジャック&ベティのほか、横浜シネマリン、109シネマズ・ムービル、kino cinena横浜みなとみらい、県民共済シネマホール、シネマノヴェチェント、TOHOシネマズららぽーと横浜、TOHOシネマズ上大岡、109シネマズ港北、港南台シネサロンの全館が、当面の臨時休館を発表している。

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