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「ミニシアターの文化残したい」思い集まり、3日で1億円

4月13日より開始された全国のミニシアターを応援するクラウドファンディング、「ミニシアター・エイド基金」プロジェクトは、開始半日で3,000万円、24時間以内に5,500万円を国内最速で突破、3日目となった15日夜には目標額の国内最高額1億円に届いた。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言、政府からの自粛要請が続き、 全国の小規模映画館「ミニシアター」が閉館の危機にさらされる状況下で、深田晃司監督、濱口竜介監督、MOTION GALLERY代表の大高健志が発起人となり、有志メンバーで立ち上げた基金。「コロナ禍に伴い、外出自粛の状況があと3ヶ月続いた時に、閉館の危機に直面する運営団体」を対象に、現在、66団体78劇場が参加しており、寄付の形で分配する予定。1億円は1劇場に150万円の寄付を目指した額。長い時間をかけて地域に文化を育んできた場所で、一度失われるとその回復は容易ではないことや、「ミニシアター・エイド基金」の活動趣旨に賛同する映画人有志から寄せられた100以上の映画から好きな作品を見ることができる魅力的な特典も話題を呼んでいる。特典には、片渕須直監督「この世界の片隅に」の未公開ドキュメンタリー、空族・富田克也監督「バンコクナイツ」など、レア作品が目白押しのラインナップ。横浜のミニシアタージャック&ベティシネマリンシネマノヴェチェントは、いずれもこの企画に参加しており、それぞれ独自の応援グッズや会員登録での支援も呼び掛けている。

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映画館「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3)は、新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言を受け、4月8日から当面の間、休館する。

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