崎陽軒(横浜市西区高島2)は2月12日、乗客が新型コロナウイルスに集団感染したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の支援として、「シウマイ弁当」4000個を無償提供した。
同社広報・マーケティング部の担当は「乗客・乗員向けに3,800個、自衛隊などの支援者に向けて200個を午前10時にふ頭に届けた」と話す。
提供した経緯については「不自由な状況の中にいらっしゃる乗客の皆さま・乗組員の方に、少しでも励みになることができないかという話しが社内で出て、食品企業としての社会的な責任からシウマイ弁当を届けることになった」とコメントしている。
崎陽軒は1908(明治41)年に旧横浜駅(現在の桜木町駅)構内の売店として開業。シウマイ弁当は、横浜名物「シウマイ」の妹分として、1954(昭和29)年に登場した。価格は860円。