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神奈川大学がMM21中央地区43街区に「みなとみらいキャンパス」 2021年4月に開設

右から正野幸延理事長、林文子横浜市長、兼子良夫学長(横浜市庁舎で12日に行われた記者発表)

右から正野幸延理事長、林文子横浜市長、兼子良夫学長(横浜市庁舎で12日に行われた記者発表)

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 神奈川大学(横浜市神奈川区六角橋3)は4月12日、「みなとみらい21中央地区43街区」(西区みなとみらい4)に「みなとみらいキャンパス(仮称)」を設置すると発表した。

最高高さが約105メートルとなる「みなとみらいキャンパス」の外観

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 新キャンパスは「国際・日本」の融合した未来「創造・交流」をコンセプトとし、日本文化を日本から世界へ発信する新たな国際系の学部を開設し、横浜市が目指す「OPEN YOKOHAMA」に寄与する人材を育成する。

 キャンパスの敷地面積は約7,848平方メートル。建物は地上21階、地下1階で最上部は高さ約105メートルとなる。延床面積は46,00平方メートル。1~3階に図書館、ラーニングコモンズ、多目的ホール、ワールドビュッフェ、エクステンションセンター、託児施設、ブックカフェなどを設け、4~21階を大学施設、研究施設などとする。

 建物は、2018年に着工し、2020年11月に完成予定。2021年4月に学生数が約5,000人となる新キャンパスが誕生する。みなとみらい21中央地区への大学キャンパスの開設は初となる。

 建物の低層部分には、あらゆる「人」が集い「知」が交流する拠点「ソーシャルコモンズ」を設置し、大学としての機能だけでなく、新しい学び、にぎわいの場を提供するという。地域と連携したイベント開催などのエリアマネジメントに積極的に参画することにより、年間延べ10万人の来街者を見込む。

 林文子横浜市長は記者発表で、同地区の土地売却事業者として神奈川大学を選定した理由として「神奈川大学は、横浜発祥の総合大学であり、知的な空間を創出するとともに、グローバルなにぎわい創出や、地域・産官学の連携なども期待できる。みなとみらい21地区にふさわしい魅力的な提案と認めた」と話した。売却価額は約88億6,074万円。

 神奈川大学は1928年に桜木町に「横濱学院」として開校。1929年に専門学校令により「横濱専門学校」となり、1930年に現在の神奈川区六角橋に移転。1949年の学制改革により「神奈川大学」に移行した。横浜と平塚に大学・附属中学・高校を合わせて3拠点を持ち、総学生数は約2万人で、卒業生は約22万人となる。

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