関東学院大学が「佐藤さとるとコロボックルの世界」展 同学OBの生前の功績を記念

「だれも知らない小さな国」「コロボックルそらをとぶ」

「だれも知らない小さな国」「コロボックルそらをとぶ」

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 関東学院大学(横浜市金沢区)は4月10日から、今年2月に88歳で亡くなった「コロボックル物語」シリーズなどで知られる佐藤さとるさんの生前の功績を記念し、「佐藤さとるとコロボックルの世界」と題して著作や直筆色紙などの展示をする特別展を開催する。

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 佐藤さんは、1928年に横須賀市で生まれ、10歳で横浜に転居。1949年に旧制の関東学院工業専門学校建築科(現在の関東学院大学建築・環境学部)を卒業した後には、横浜市職員や中学校教諭を務めた。

 関東学院在籍中から、童話の執筆に取り組みはじめた佐藤さんは、「コロボックル物語」シリーズの第一弾となる「だれも知らない小さな国」を1959年に自費出版。その後、亡くなる直前まで精力的に執筆活動に取り組み、数多くの著作を残した。

 毎日出版文化賞、国際アンデルセン賞国内賞を受賞するなど、高い評価を受けてきた。アイヌの伝説に登場する小人をモデルにした「コロボックル物語」シリーズ以外にも、数多くの童話やエッセイを執筆し、多くの読者に親しまれている。

 最後の著作は、2016年3月に刊行した自伝小説「コロボックルに出会うまで ~自伝小説 サットルと『豆の木』」(偕成社)。

 会場は関東学院大学横浜・金沢八景キャンパス図書館本館(横浜市金沢区六浦東1)。会期は4月28日まで。開館時間は平日=9時~21時、土曜=9時~19時(日曜休館)。入場無料。

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