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反町に古書+雑貨店「APT # 207」-人と人をつなげる場を目指す

生活雑貨を主にセレクトする船寄真利さん

生活雑貨を主にセレクトする船寄真利さん

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 東急東横線反町駅近くに2月7日、古書と生活雑貨を扱う店「APT # 207(アパートメントナンバーニーマルナナ)」(横浜市神奈川区反町4、 TEL 045-321-5715)がオープンした。

コーヒーを飲みながらゆっくりできる店内

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 8年前から反町に住む船寄洋之さんと、関西の百貨店でバイヤーを務めていた船寄真利さん夫妻が、取り壊しが決まっている築40年以上たつ2階建ての一軒家の1階を改装して開いた同店。

 約17平方メートルの店内には、主に洋之さんがセレクトした小説、旅や食についての古書、真利さんが百貨店時代から仕入れたいと思っていたという食器のほか、ジャム、オーガニックハーブティーなどの食品も販売する。週末には、旅について語らうイベントや、フラワーアレンジメントのワークショップも行う。

 「反町周辺にはゆっくりできる本屋がなかったが、数年前から増えたバーには意外と若者が集っていたことなどもあり、文化的な趣味について語らう場のニーズもあるのではとオープンを決めた」と洋之さん。

 オリジナルのブックカバーを文庫本にかぶせ、中身が分からないようにした「MEKAKUSHI BUNKO」(300円)は、本との出会いを楽しんでもらおうと企画した商品。購入客が、本を読んだ後に感想を話しに来てくれたこともあったという。

 「物を売るだけでなくその先のシーンを考えて発信したい」と話す真利さん。自身も都内の古書店でいろいろなつながりができたという洋之さんは「人と人をつなげる場を作りたかった。空間に入る前と後で、少しでも人生が豊かになるような体験ができる場所になれば」と話している。

 営業日は木曜~日曜の13時~19時(第2・第4土曜は定休)。イベントのスケジュールなど詳細はフェイスブックページから。

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