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神奈川芸術劇場で仏アーティストの舞台公演ーTPAMプログラム

ル・モー・プラデック『Professor』©Caroline Ablain

ル・モー・プラデック『Professor』©Caroline Ablain

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 国内外の各地から舞台芸術関係者が集う「国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013(TPAM in Yokohama 2013)」が、2月17日まで開催されている。KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)では13日と16日に、フランス人アーティストによる舞台公演が行われる。

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 公演は、日仏共同制作となる演出家フィリップ・ケーヌの演劇「アナモルフォーシス(歪み絵)」(13日)、振付家モー・ル・プラデックによるダンス公演「Professor」(16日)。フランス、イギリス、カナダ、トルコ、シンガポールなど世界各地のプロジェクトを紹介する「インターナショナル・ショーケース」の登録作品の一環。

 作品「アナモルフォーシス」は青年団国際演劇交流プロジェクトの最新作で、フィリップ・ケーヌが青年団女優4人との滞在制作から得たインスピレーションを元に生み出した舞台を披露する。一方、モー・ル・プラデックは、現在フランスで注目を浴びる若手振付家の1人で、音楽と対峙(たいじ)した表現主義のダンスを特徴としている。

 2月15日と16日は、ヨコハマ創造都市センター(YCC、中区本町6)でヨーロッパの舞台芸術の第一線で活躍するアーティストらを招へいした「アーティスト・サロン」を実施。来日した振付家や演出家が、新作映像のダイジェストを見ながらそれぞれの活動や作品を紹介する。

 アンスティチュ・フランセ横浜の大藤理恵さんは「アーティスト・サロンではディスカッションを通してアーティストたちの芸術世界を発見していただけると思う。15日はモー・ル・プラデック本人が参加する予定。アーティストとの特別な交流の時間を楽しんでもらえたら」と話している。

 TPAM(ティーパム)は、舞台芸術に取り組むプロフェッショナルの実践とコミュニケーションを促進するための国際的プラットフォーム。国内外の舞台芸術関連団体・アーティストが参加し、演劇・ダンス公演、セミナー・ミーティング、ショーケースなど舞台芸術をさまざまな視点からつなぐプログラムを実施している。

 13日と14日には、YCCを会場に提携事業として、アーティスト・芸術団体と観客の間をつなぐ「舞台芸術制作者オープンネットワーク設立イベント」が行われるほか、若手制作者をディレクターに迎えた「TPAMディレクション」、国内外の芸術文化団体や劇場などによるプロジェクトを紹介する「インターナショナル・ショーケース」/「TPAMディレクションPlus」、期間中に横浜・東京エリアで実施される各団体の自主公演を紹介する「TPAMショーケース」など、連日さまざまな公演やフォーラムが開催されている。

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