横浜ユーラシア文化館中庭にモンゴルの「ゲル」-演奏会・おはなし会も

「ゲルに集まれ-スーホの白い馬の世界へ-」

「ゲルに集まれ-スーホの白い馬の世界へ-」

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 横浜ユーラシア文化館(横浜市中区日本大通12)中庭に5月24日、モンゴルの移動式住居「ゲル」が登場した。

「ゲル」の組み立てには子どもたちも参加した

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 同館では、2010年に行われた企画展「遊牧世界の造形-人と暮らす動物たち-」以来、8月の夏祭りや3月の開館記念日などのイベントに合わせ、これまでにゲルの公開を8回行っている。日中韓3カ国の文化交流事業「東アジア文化都市2014横浜」パートナー事業として実施する今回は、ボランティアや一般参加者約30人がゲルの組み立てに参加した。横浜ユーラシア文化館学芸員の畠山禎さんの指導で、「ハナ」と呼ばれる壁材や屋根材「オニ」の固定を行い、約3時間で完成させた。

 5月31日~6月2日の週末には、民族衣装の試着や羊のくるぶしの骨「シャガイ」を使った占いやコマ遊びが体験できる。また、6月2日は、「モンゴルのおはなし会」(14時~、15時~各回約30分)と「馬頭琴 きける!ひける!演奏会」(14時30分~、15時30分~各回約20分)も開催する。いずれも参加無料。

 畠山さんは「ぜひゲルを見るだけでなく触ってみてほしい。2階にはモンゴルの家具も展示しているので、そちらもご覧いただければ」と話している。

 開館時間およびゲルの内部公開は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入館料は一般200円、小・中学生100円(ゲルの観覧、6月2日は無料)。最終日の6月2日は、16時30分から解体に一般参加できる。

 横浜ユーラシア文化館は、東洋学者の故・江上波夫さんが横浜市に寄贈した考古・歴史・美術・民族資料約2,500点と文献資料約25,000点をもとに、2003年3月に開館。現在企画展「福を呼ぶ中国版画の世界-富貴・長寿への日中夢くらべ-」(6月29日まで)が開催されている。

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