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山下公園から被災地へ、光のイベント「HOPE」-NHK「ゆく年くる年」中継も

髙橋匡太≪ひかりの実≫/スマートイルミネーション横浜/撮影:森日出夫

髙橋匡太≪ひかりの実≫/スマートイルミネーション横浜/撮影:森日出夫

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 山下公園(横浜市中区山下町279)で12月31日、LEDを使ったスマートイルミネーションやキャンドルによる光で、日本を元気にする応援メッセージを発信するイベント「HOPE~横浜の子どもたちが贈る 希望 笑顔 元気~」が開催される。

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 山下公園は、関東大震災(1923年)の復興事業として、震災で発生した瓦礫(がれき)で海を埋め立て造成された公園。イベントでは「震災復興の象徴」と言われてきた山下公園から被災地、世界へ、元気と希望のメッセージを発信する。

 当日は、約2,000個のキャンドルで日本の復興を願う「HOPE」の文字を描き、果実袋で電池式LEDを包み込んだイルミネーション「ひかりの実」約3,000個を山下公園の樹木に飾り付ける。

 ひかりの実は、アーティストの高橋匡太さんが果実袋に丸を描き、その丸に横浜市と被災地・陸前高田市の子どもたちがスマイルを書き足したものを利用。会場には、ひかりの実の制作から樹木への飾り付けを体験できる「ひかりの実ステーション」を開設し、ひかりの実の裏側にメッセージを添えられる。開催時間は17時~25時(ひかりの実がなくなり次第終了)。参加費無料。

 横浜マリンタワーは、LEDによるウインターイルミネーションのライトアップを25時まで延長する。

 HOPE実行委員会広報担当の坂口堅章さんは「『被災地に笑顔を送る』という趣旨で、横浜の子どもたちが笑顔を描いた『ひかりの実』500個をクリスマスに陸前高田市に贈ったが、現地の方々は『一緒にがんばっていこう』『負けないで』『必ず復興するよ』などのメッセージに大変喜ばれていた。今回はこれらのメッセージが書かれた『ひかりの実』とともに、陸前高田市の方々から寄せられた『ひかりの実』500個も展示します」と話す。

 会場は園内の芝生広場周辺。開催時間は17時~25時(HOPEキャンドル=21時点火~25時)。雨天決行。イベントの様子は、全国各地の年越しの様子を生中継する番組「ゆく年くる年」(31日23時45分~)で中継される。

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