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万国橋SOKOで「横濱万国橋覧会」-倉庫壁面が巨大スクリーンに

万国橋SOKOの壁面全体をスクリーンに映写を行う

万国橋SOKOの壁面全体をスクリーンに映写を行う

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 クリエーターやデザイン、アート関連企業などが入居する「創造空間 万国橋SOKO」(横浜市中区海岸通4)で9月9日と10日、入居者らが活動成果の発表を行うイベント「横濱万国橋覧会2011」が開催される。

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 今年で4回目となる同イベントは、港湾倉庫をリノベーションしたオフィスビルに拠点を置く映像、写真、建築、デザインなどを手掛ける企業が、2日間にわたり建物や運河などを会場にさまざまな催しを展開する。東日本大震災があった今年は「街を照らそう!」をテーマにイベントを実施する。

 期間中は各企業によるオープンスタジオや展示のほか、高さ20メートルの万国橋SOKOの壁面を巨大スクリーンに、万国橋SOKOの各企業がつくった映像を投影する「ウォール・スクリーン」、SOKO前の運河に架かる「万国橋」周辺のライトアップなどを実施。ジャズのキャロル山崎さんやブルースの中村裕介さんなど、横浜を舞台に活躍するアーティストによるライブも予定されている。

 万国橋SOKO入居企業の「セグウェイジャパン」によるセグウェイの試乗(9日)や、横浜のオリジナルグッズを展開する「エクスポート」が応援グッズを製作している「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」のアンサンブルコンサート(10日)のほか、NHKで放映されているアニメ「ニャッキ!」を制作しているI.TOON ANIMATION STUDIOの「クレイアニメをつくろう!」や、写真家の森日出夫さんが主宰するアマノスタジオの「メッセージポスターを創ろう」などのワークショップも。

 また、9日17時30分からは、「クリエイティブが地域にできること」をテーマに「ブリッジ・フォーラム」を行う。ゲストに日本政策投資銀行常務執行役員の前田正尚さん、横浜市文化観光局横浜魅力づくり室長の中山こずゑさんをスピーカーに迎え、入居企業としてNDCグラフィックスのデザインディレクター・中川憲造さんが出演し、S2 Design and Plannning代表の杉浦榮さんがコーディネーターを務める。

 横濱万国橋覧会協会会長の森日出夫さんは「今年の目玉は、1階空きスペースで行う『ブリッジ・フォーラム』と神奈川フィルの『管弦楽団アンサンブル』。高さ5メートルを超えるコンクリートうちはなしの空間で、創造性あふれる展開を企画します。テーマ『街を照らそう!』は、東日本大震災から半年を迎える今、『人の心に灯りをともして、街や地域を照らしたい』と、入居クリエーターらで話合い決定しました。ウォール・スクリーンや万国橋ライトアップで建物周辺を照らすとともに、皆さんの心に明るく照らすことができればと思っています。お気軽にお越しください」と話す。

 開催時間は11時~21時(10日は12時から)。入場無料(一部有料や事前申し込み制の催しあり)。同イベントは「関内外OPEN!3~みなとOPEN~」と連携して開催される。

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