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横浜・大岡川で「お花見チャリティクルーズ」-乗船料は全額寄付

昨年開催されたお花見クルーズの様子

昨年開催されたお花見クルーズの様子

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 老舗屋形舟を運航する「ピア・フォー」(横浜市神奈川区)は桜の名所・大岡川で4月2日から、横浜お花見チャリティクルーズ「あしながクルーズ」の運行を開始する。

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 同クルーズは震災の被災地で孤立してしまった子どもたちの力になることと、大人たちの元気を取り戻すことをテーマとしており、大岡川沿いに咲く800本の桜並木をオープンエア船「ゴールデンカップ」号で楽しめる。乗船料は全額、あしなが育英会の「東日本大地震・津波遺児への募金」に寄付され、津波で家族を失った子どもたちへの支援に充てられる。

 主催するピア・フォーは1990年創立。創業以来、海の安全を願う社会貢献活動の一つとして、子どもたちが安心して海と親しめるための活動を行っている。ピア・フォーの代表取締役・飯田佳奈子さんは「海の安全に貢献することを弊社なりに行ってきました。海の安全を願い、何か津波で被災した子どもたちのために応援が出来ないかを考えた上、イベントを実施することになりました」と話す。

 コースは弁天橋桟橋(中区桜木町1)を発着地点とし、大岡川の白金橋付近を往復する。運航中は船頭が海との関わり方や波の変化についてのレクチャーを実施。ドリンク・フードの販売はないが、持ち込みは自由。

 「乗船するお客様にも、桜を見て、春を感じ、元気になってもらいたいです。そして、『自分でも何かをしたい』と思う一人一人の気持ちを、一緒に届けたいと思っています。また、船長・船頭共に日々、海と生活をしており、横浜から、支援の輪と同時に正しい知識を少しずつでも広めることで、子どもたちを応援したいと考えています。被災された皆様に一日も早く笑顔が戻る日が来ることを心より祈念致しますと共に、今後とも私共で出来ることを精一杯続けて行くことで少しでも皆様のお役に立ちたいと心から願っています」と飯田さん。

 開催日は4月2日、3日、9日、10日。運行時間は10時45分~11時45分、12時~13時、13時15分~14時15分の1日3便。料金は2,000円(子ども1,000円)。定員は各回25人。

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