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野毛山動物園がインドセタガメの赤ちゃん公開-人工ふ化に成功

「インドセタガメ」は絶滅の危機にひんしている希少野生動物

「インドセタガメ」は絶滅の危機にひんしている希少野生動物

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 横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)は2月20日、「インドセタガメ」の赤ちゃんの一般公開をスタートした。

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 同園は、1995~1996年の間に計54頭の密輸された個体を保護し、日本の動物園で初めて自然ふ化(2001年)や人工ふ化(2006年、2008年)に成功。現在、ワシントン条約で今すでに絶滅する危険がある生物とされ、輸出入が厳重に規制されているインドセタカガメ19頭を飼育している。

 今回は、昨年10月31日に産卵し、今年1月12日・19日に人工ふ化に成功した3頭のインドセタガメを爬虫類館で公開している。誕生した子ガメの甲長は約4センチ、体重約10グラム(2月20日時点)で性別は不明。緑色と赤のふちどりの顔で、鮮やかな黄緑色の甲羅をつけており、この色合いは子ガメの頃だけだという。

 野毛山動物園 飼育展示係の桐生大輔さんは「2006年、2008年に続き、3年ぶりにインドセタカガメの人工ふ化に成功しました。ここ5年ほどでインドセタカガメの繁殖技術を確立できたのではと思います。かわいい子ガメをご覧いただき、絶滅の危機にひんしている希少野生動物について考えていただけたら」と話す。

 開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。野毛山動物園は4月1日に開園60周年を迎える。

 インドセタガメはカメ目ヌマガメ科。インド、バングラデシュ、パキスタンなどに分布し、緩やかな流れの川や池などに生息する。成長すると甲長は23センチ程になり、オスはメスより小さい。植物食の傾向の強い雑食性で、成長とともに草食傾向が強くなる。日本動物園水族館協会種の保存委員会で種別調整種に指定され、野毛山動物園が種別調整園館に指定されている。

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