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横浜美術館で開催中の「ドガ展」来館者数が30万人を突破

来館者30万人目を飾った南区在住の石塚知江さん、天寧ちゃん親子に逢坂恵理子館長から作品「エトワール」の額絵が贈られた

来館者30万人目を飾った南区在住の石塚知江さん、天寧ちゃん親子に逢坂恵理子館長から作品「エトワール」の額絵が贈られた

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 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3)で開催されている「ドガ展」の来館者数が、12月23日に30万人を突破した。

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 ドガ展は、客観的な視点で近代都市パリの情景を描き残したフランスの印象派画家 エドガー・ドガの国内では21年ぶりとなる回顧展。オルセー美術館所蔵のドガの名品46点をはじめ、油彩画・パステル画約50点など、ドガの初期から晩年にわたる約120点を展示。踊り子たちのエレガンス、水浴する裸婦の輝く素肌、競馬場のざわめきなど、ドガ芸術の魅力を紹介している。

 同展は9月18日に開幕後、11月26日に来館者数20万人を突破。日本で初公開となる作品「エトワール」が話題を呼び、その後も来館者数をのばし、12月23日に30万人の動員を記録した。

 30万人目の入館者は、南区在住の石塚知江さん、天寧ちゃん親子。当日は横浜美術館の逢坂恵理子館長から作品「エトワール」の額絵が贈られ、「今日は日本初公開の『エトワール』を楽しみに来ました。突然で驚きましたがとてもうれしい」と喜びを表した。

 エトワール(フランス語で「星」を意味)は、パリのオペラ座でプリンシパル(主役を踊る踊り子)の花形だけに与えられる称号。作品「エトワール」はドガが描いた踊り子の作品の中でも傑作として名高く、ドガのデッサン力により、スポットライトを浴びて踊るエトワールの一瞬の動きが永遠にとどめられている。また、稽古場や舞台裏の踊り子たちを好んで画題としたドガの作品の中で、上演光景を描いた数少ない貴重な作品だと言われている。

 横浜美術館の広報担当者は「生涯を通じ新たな芸術の可能性に挑戦しつづけた画家ドガの尽きぬ魅力を堪能できる展覧会です。ドガ展も残すところ、あと1週間でフィナーレを迎えます。来場者からは『21年ぶりの展覧会で、これだけの作品を鑑賞できる機会はめったにないので足を運んでよかった』とうれしいお言葉をいただいています。まだご覧になっていない方は、ぜひ横浜美術館にお越し下さい」と話す。

 開催時間は10時~18時(最終日31日は20時まで開館、入館は閉館の30分前まで)。木曜休館(12月30日は開館)。12月31日まで。

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