横浜に洋上大学船「エクスプローラー」が寄港- 「飛鳥II」も

今年2月、洋上大学船「エクスプローラー」が横浜港に入港したときの様子

今年2月、洋上大学船「エクスプローラー」が横浜港に入港したときの様子

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 バハマ船籍の洋上大学船「エクスプローラー(Explorer)」が11月22日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通1)に寄港した。

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 「エクスプローラー」(旧船名:ユニバース・エクスプローラー)は2001年4月に竣工(しゅんこう)したInstitute for Shipboard Education Semester at Sea (アメリカ)が運航する専用旅客船。総トン数は24,318トン、全長180.40メートル、全幅25.52メートル、乗客定員は920人。

 エクスプローラーは、バージニア大学(アメリカ)を事務局に洋上大学として運航している客船で、約3カ月間の世界一周クルーズを年2回実施。アメリカの大学生が乗船し、船内では歴史や文化をはじめ、グローバルな視点によるさまざまな講義が行われている。世界各地(ホノルル、モロッコ、ケープタウン、シンガポール、ホーチミン、香港、ハワイ、日本など)を巡り、停泊中には各国を実体験するスケジュールが組まれている。

 横浜港には2007年9月に初入港して以来、毎年春と秋に寄港。今回は、22日7時に神戸から横浜港に着岸し、23日20時にホノルルに向けて出航する。

 入港時は消防放水艇が放水で出迎え、出港時は団体「岡津太鼓」(泉区)が和太鼓の演奏で見送る。23日には、豪華客船「飛鳥II」が9時に着岸するため、同日17時の「飛鳥II」離岸まで2隻の並んだ姿を楽しむことができる。

 横浜市港湾局賑わい振興課の大徳昭子さんは、「横浜でも日本の素晴らしさを感じていただきたいと、大さん橋ホールで振り袖の展示をはじめ、エクスプローラーの乗船者を対象に着物の記念撮影、毛筆でお名前をプレゼントするなど、さまざまな歓迎行事を用意しています。何よりの歓迎は、大さん橋での市民の皆さんの出迎えとお見送り。秋の一日、ぜひ大さん橋にいらっしゃいませんか」と話す。

 横浜港には今年、3月30日に入港した「サン・プリンセス」(バミューダ船籍、77,441トン)を皮切りに、4月4日「コスタ・クラシカ」(イタリア船 籍、52,926トン)、5月2日「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」(バハマ船籍、69,130トン)、9月27日「セブン・シーズ・ナビゲーター」(バ ミューダ船籍、28,550トン)と、4隻の外国船が初入港した。

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