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神奈川県民ホールギャラリーで「デザインの港2。浅葉克己展」

7月11日に行われた「浅葉克己の筆を持つ会」の様子

7月11日に行われた「浅葉克己の筆を持つ会」の様子

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 神奈川県民ホールギャラリー(横浜市中区山下町3)で、展示「デザインの港2。浅葉克己展」が開催されている。

 神奈川県出身で日本を代表するアートディレクター浅葉克己さんが、東洋、西洋、洋の東西を越えた宇宙的な規模という3つのテーマを掲げ、「われわれは、どこへ行くのか。そして、何をするのか。」深く追求する。

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 昨年は、神奈川県民ホール開館35周年を記念し、「デザインの港。浅葉克己展。快晴盛夏」を開催。図形楽譜を取り入れた新作、卓球台にライブ・エレクトロニクスの加工を施した実験的作品などを紹介した。

 今回は「デザインの港」第2弾として、「東洋的核なもの 西洋的核なもの 宇宙的核なもの」を展示する。

 東洋的核なものは、中国(西安)の「大雁塔(だいがんとう)」にある臨書「雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)」をはじめ、書家紫舟によるNHK大河ドラマ「龍馬伝」題字の原書(=原書展示は7月20日まで)、「土佐 海援隊蔵板」、土橋靖子さんの「ひらがな」掛け軸、サムライと横文字(ポルトガル、オランダ、スペイン、フランス、ロシア)、甲骨文字をモチーフにした作品など。

 西洋的核なものは、佐藤敬之輔さんの「英字システム」、デザインの殿堂「ドイツ・バウハウス」に題材を得たポスター「ミサワ デザイン2009 バウハウス」ほか。浅葉さんの親友であるデザイナー三宅一生さんが8月に発表する最新作「132 5.ISSEY MIYAKE」も浅葉さんのロゴタイプと一緒に紹介する。

 宇宙的核なものは、惑星科学者の松井孝典さんがこれまで研究を重ねた固体地球学、惑星物理学を糸口に、地球の成り立ちに関わり太古の神秘を想起させる隕石をモチーフにしたポスターなどを展示。

 会場には、浅葉さんが手掛けた雑誌「卓球王国」の連載「ひとりピンポン外交」の記録パネルやさまざまな歴代広告代表ポスターも並ぶ。

 関連イベントとして、18日はギャラリー・トーク「一本の線から宇宙へ飛ぶ。」を実施。惑星科学者の松井孝典さんをゲストに迎え、浅葉さんと宇宙的核について語る。19日には「東洋的核・宇宙的核 コンサート」を行う。いずれも15時より。

 7月11日に行われた講演とワークショップ「浅葉克己の筆を持つ会」には約20人が集まり、参加者は浅葉さんの指導のもと、「ちょ遂良(ちょすいりょう)」が書いた「雁塔聖教序」の臨書、うずまきの描写に挑戦した。

 横浜では、中華街に東洋核的な「書」、元町や山手の外国人墓地に西洋核的「デザイン」を感じると話す浅葉さんは、「現代はますます『書くこと』が少なくなっていますが、今日はとても集中しているので、皆さんのなかに宇宙が静かに入ってきていると思う。これからも是非、今日書いた臨書、うずまきの2つを続けていってほしい」と参加者に語りかけた。

 開催時間は10時~18時(入場は17時30分まで、最終日は16時閉場)。入場料は一般500円、学生・65歳以上400円。7月22日まで。

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