社会起業家が集まる「横浜ソーシャルベンチャー・ナイト」

NGO「エクマットラ」の渡辺大樹さんとバングラデシュの子どもたち

NGO「エクマットラ」の渡辺大樹さんとバングラデシュの子どもたち

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 横浜情報文化センター6階情文ホール(横浜市中区日本大通11)で11月3日、社会起業家が集まるトークイベント「横浜ソーシャルベンチャー・ナイト vol.1」が開催される。

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 同イベントは、社会起業家をゲストに招き、事業プレゼンテーションやパネルトークを通じて取り組みを発信し、横浜から新たな社会起業家を生み出すきっかけにしようというもの。横浜市経済観光局の後援、社会起業支援に取り組むNPO「ETIC.」の協力のもと開催される。

 出演者は、バングラデシュでストリートチルドレンの支援活動を行うNGO「エクマットラ」顧問の渡辺大樹さん、寿町でヨコハマホステルビレッジを運営し街の再生に取り組む「コトラボ合同会社」代表の岡部友彦さん、フィリピンの人々の自助による貧困解決を支援する「Waku-Work」代表の山田貴子さん、NGO・NPOへの募金のポータルサイト「イーココロ!」を運営する「ユナイテッドピープル」代表の関根健次さん。

 また、印刷を通じて社会課題解決に取り組む横浜の老舗印刷企業「大川印刷」代表の大川哲郎さんも出席し応援メッセージを寄せる。

 エクマットラの渡辺大樹さんは横浜市出身で、大学卒業後にバングラデシュに単身渡り、現地の子どもたちの支援機関エクマットラを創設。イベント当日は、現地での活動紹介とともに、エクマットラが制作したバングラデシュのストリートチルドレンの現実を描いた映画「アリ地獄のような街」の予告編上映も行う。「アリ地獄のような街」は、11月7日~11月20日までシネマ・ジャック&ベティで上映を行うほか、自主上映の主催者も募集している。

 横浜ソーシャルベンチャー・ナイト実行委員会事務局長を務めるユナイテッドピープル代表の関根健次さんは「横浜から次々と社会起業家を生み出していくために企画しました。バングラデシュで子どもたちの支援活動を続けている渡辺大樹さんも帰国して出演します。これをきっかけに横浜出身や横浜発のソーシャルビジネス主体者にどんどんスポットライトを当て、この動きを加速させていきたいと思います」と話している。

 開催時間は18時40分~20時45分(開場18時30分)。参加費500円。

 「社会起業家」は、事業を通して社会や環境問題の課題解決を目指す人のことで、若者を中心に注目を集め、社会からの期待も高まっている。横浜市は、社会的事業の立ち上げを支援する「NEC社会起業塾」を、オフィシャル・パートナーとしてサポート。また、社会起業家のスタートアップ資金を提供する助成金制度を新たに開始予定で、地域の行政課題解決に向けて社会起業家の支援に力を入れている。

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