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横浜で「全国リビングラボネットワーク会議」 共創による価値創造にむけて

6月に横浜市役所で行われたプレセッションの様子

6月に横浜市役所で行われたプレセッションの様子

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 横浜都心部で「第5回全国リビングラボネットワーク会議」が11月11日~14日に開催される。

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 同会議は、リビングラボの実践者・研究者が実践の課題や最新の事例を共有し、対話する機会として、2018年から開催している。今回のテーマは「マルチステークホルダー(産官学民)が主体的に関われるリビングラボを目指して」。

 地域や社会の課題を一つの組織やセクターだけでなく、企業、行政、大学、市民のセクターを超えた「共創」による社会的価値の創造にむけて「リビングラボ」が果たす役割などについて討議する。

 本会議を12日と13日に実施。12日は、東京都市大学の坂倉杏介教授による講演「ウェルビーイングな社会に向けたこれからの共創」や、横浜市共催セッションとして、横浜版地域循環型経済を切り口とした市内の実践者による対話のほか、山梨県、秋田県、大阪府など各地の研究者や市民活動の実践者によるトークセッションなどを行う。

 13日は、「住生活・ライフスタイルを豊かにするリビングラボ」、「デジタルツールを活用したこれからの参加型まちづくり、ひとづくり」、「日韓のリビングラボは研究開発にどのようなインパクトを生み出すのか」と題したディスカッションのほか、リリビングラボの実践知を学ぶワークショップ、青葉区や金沢区のリビングラボの視察ツアーなどを行う。

 また、11日はリビングラボ基礎セミナーと、ハチミツづくりを実践するリビングラボの視察ツアーが、14日にはおひとりさま問題とスポーツ・農業による団地再生に関する取り組みの視察ツアーが行われる。

 フォーラムを企画した実行委員会の担当は「自分ごとから始まる活動、市民が主体的に学び・関わる土壌、主体的な活動を後押しする政策などを論点に、これからの共創のあり方や実践の知見を深める場をめざす。大阪・関西万博のコンセプトは『People’s Living Lab(未来社会の実験場)』となった。さらに広がることが期待されているリビングラボの活動に注目して欲しい」と話す。

 本会議の会場は、横浜市役所(横浜市中区本町6)アトリウムと、京セラ みなとみらいリサーチセンター(西区みなとみらい3)。会議は参加費無料(一部ツアーは有料)。

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