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横浜が舞台の日本初の国際裁判「マリア・ルス号事件」から150年 歴史振り返るトークイベント

横浜開港150周年記念の劇作「マリア・ルス号事件」

横浜開港150周年記念の劇作「マリア・ルス号事件」

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 関内駅付近のシェアスペース「泰生ポーチ フロント」(横浜市中区相生町2)で、9月10日、「日本初の国際裁判」とされる「マリア・ルス号事件」から150年を機に、歴史を振り返るトークイベントが開催される。

横浜夢座の「KAIHORO!會芳樓」 日本初の国際裁判「マリア・ルス号事件」から150年

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 横浜開港150周年記念の劇作「マリア・ルス号事件」のプロデューサーと出演を務めた平沼五郎成基さんが呼びかけ、劇作品「KAIHORO!會芳樓(かいほうろう)」で同事件を題材にした「横浜夢座」の女優・五大路子さんと、脚本家の山崎洋子さんが登壇する。

 「マリア・ルス号事件」は、1872(明治5)年、マカオからペルーへ向かう航海中の悪天候から帆先を破損し、修理のために横浜港に入港したペルー船「マリア・ルス号」での事件。横浜港で、同船に乗っていた清国(中国)人が、海中へ逃亡し助けを求めたことから、約200人が船底で食べ物もろくになく、奴隷として扱われているという境遇が明らかになっていく。

 他国で結ばれた奴隷契約や、公海上で行われた奴隷的な処遇を、日本で裁きうるのか。当時、日本の司法制度は発展途上で、「国際問題になっては困る」といった国内からの声や、「越権行為」という海外からの意見も出る中、当時の外務卿(外務大臣)副島種臣さんは「日本に管轄権がある事件」として、神奈川県権令(県副知事)大江卓さんに清国人救助を命じた。

 大江さんは、人道的な立場から事件の解決に尽力。神奈川県庁に設置された大江さんを裁判長とする特設裁判所は、横浜港内での乗客虐待について、厳重処罰として清国人の解放を条件にマリア・ルスの出港許可を与えた。

 平沼さんは「あまり知られていないが、横浜市歌並みに知られるべき、誇るべき事件なので、150年を機に少しでも多くの方に知ってほしい」と参加を呼び掛ける。イベントの開催日は、清国人を清国側に引き渡すことになった150年前の判決日の、旧暦8月14日(新暦9月16日)付近を選んだという。

 イベントは16時から。会場参加は定員20人で、要予約。予約不要のオンライン配信も行う。参加無料。

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