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横浜市がワクチン接種計画を見直し 大規模会場の設置も

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 横浜市は5月12日、政府方針に沿って7月末までに高齢者へのワクチン接種を完了させるために、大規模な接種会場を設置するなどの接種計画を見直しを発表した。

横浜市のワクチン接種、「個別接種」の予約受付は5月17日に開始

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 必要な接種は、対象となる65歳以上の約97万人から約7万人の施設等入所者を除き約90万人。接種回数は約90万人×2回接種×接種率80%で約144万回。

 5月3日に予約受付を始めた「集団接種」は、33会場を設けて8月中に8割接種完了の予定を、実施時間延長などにより接種回数を増やすほか、大規模接種会場を設けて10万回以上の接種を行う。また、「個別接種」を行う医療機関を1,100カ所から1,700カ所まで増やすことなどにより、計画を前倒しにして7月末までに144万回の接種を完了する計画。

 課題としては、医療従事者等の人員の確保や、市内医療機関の通常診療への影響が想定される。

 「集団接種」は、これまでに103,763回分の予約を受け付けている。次回の予約受付は5月17日で、約82,000回分を受け付ける。横浜市では「前回分よりも規模を拡大している」として、日程的に余裕をもって予約をすることを呼びかけている。

 4月12日に始まった介護老人保健施設と特別養護老人ホームでの高齢者向け「施設接種」は39施設で、これまでに約8,900回の接種を実施。

 「個別接種」は横浜市の予約専用サイトと予約センターで電話で予約を受け付ける医療機関と、直接予約を受け付ける医療機関がある。予約専用サイトと予約センターでは、11の医療機関での接種については5月17日から予約を開始し、5月24日から接種を行う。直接予約を受け付ける医療機関で、公表可能な施設は約600で、17日に医療機関名を公表。同日より各医療機関で順次予約を開始し、24日から順次接種を行う予定。

 65歳から69歳の約19万人の高齢者への個別通知(接種券)の発送は5月17日に行う予定。

 国から供給されるワクチン量は既に49万3,350回分が供給済みで、6月下旬頃までに合計183万7,680回分が供給される予定。

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