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飛鳥IIのクルーズ客1人のコロナ感染を確認 横浜港に帰港 

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 郵船クルーズ(横浜市西区みなとみらい2)は4月30日、飛鳥IIによる「ゴールデンウィーク 青森・北海道クルーズ」で新型コロナウイルス陽性者が発生したため、クルーズを中止すると発表した。

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 飛鳥IIは、4月29日に横浜港を出発。クルーズ中の宮城県沖の船上で、乗客1人の新型コロナウイルスの陽性を確認した。これに伴い、直ちにクルーズを中止して下船港の横浜へ向かうことになった。

 感染したのは60代男性で、濃厚接触者は家族の女性1人。現在、陽性の乗客の体調は安定しており、船内の客室で隔離療養している。また、保健所等関係機関に報告し指示を仰ぐとともに対応にあたっている。所轄保健所からは同室者以外の濃厚接触者は無いとの正式見解を得ているとのこと。

 飛鳥IIでは新型コロナウイルス感染症対策として、乗船客に対して乗船前にPCR検査を実施している。今回も検査により乗客全員の陰性が確認されていた。今回のクルーズでは、昨今の感染状況を鑑みて、4月29日の乗船当日の乗船受付時にも全ての乗船客の検体を採取した。30日午後に外部機関の検査により陽性が判明した。

 現在、船内各施設の営業を中止し、全ての乗客は客室で待機している。

 クルーズは、1日に青森、2日に函館、3日は釧路に寄港し、5日に横浜港に帰港する予定だった。

 同船の横浜港の入港時間は調整中で、陽性者を含む乗船客の下船については、所轄の保健所等の指示に従い対応するとしている。同船には、乗客302人、乗員425人の計727人が乗船している。

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