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横浜高島屋で「みちのく いいもん うまいもん」 東北3県のご当地グルメを紹介

うに貝焼きとあわびの海鮮弁当(1折) 2,160円(各日50点限り)。

うに貝焼きとあわびの海鮮弁当(1折) 2,160円(各日50点限り)。

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 横浜高島屋(横浜市西区南幸1)8階催会場で、東北3県のご当地グルメを紹介する「みちのく いいもん うまいもん」が開催されている。

出雲大社の隣に店を構える「老麺 まるや」の喜多方ラーメン

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 2011年に発生し、未曾有の被害をもたらした東日本大震災から3月11日で10年となる。被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県の伝統料理から、震災後に生まれた新たな名物料理や手仕事でつくる食器や雑貨などを紹介する物産展と、震災発生から10年の東北の今を伝える写真家・村山嘉昭さんの「花は咲く 被災地の10年」写真展示を行う。

 販売するのは、日本三景のひとつ松島に店を構える牡蠣(カキ)専門店「かき松島こうは」(宮城県宮城郡)の「カキフライ」の実演販売、1934年創業の水産加工会社「ヤマサコウショウ」(宮城県石巻市)の「牛タンつくね」、気仙沼市で麺類製造を手掛ける「丸光製麺」(宮城県気仙沼市)の「海鮮ふかひれ生ラーメン」、未利用資源でユニークな地産品の開発を行う「三陸みがき屋」(岩手県大船渡市)の「生うにの粉塩」。

 カニ料理専門店「かに船」(福島県いわき市)の「うに貝焼きとあわびの海鮮弁当」の実演販売、1954年の創業より出雲大社の隣に店を構える「老麺 まるや」(老麺 まるや)の「喜多方ラーメン」、約300年前から農業を営む薄井農園が手掛ける「farm usui」(福島県須賀川市)の「ジェラート」、創業50年以上の老舗茶屋「ちゃちゃちゃ本舗」(岩手県盛岡市)の「わらび餅を使ったクリームあんみつ」など。

 写真家の村山嘉昭さんは、横浜市出身。震災直後に宮城県沿岸部へ入り、取材を行う中で「今年ほど桜が美しいと思ったことはない」「桜の花が辛かった冬の終わりを報わせてくれた」という出会った被災者からの言葉に「厳しい現実と寒さを乗り越えて咲いた桜に自分自身を投影し、桜の花に勇気づけられた人は少なくない」と感じ、桜と被災地を撮り続けてきた。2011年から2019年までに撮影した39枚の写真を1枚の大きなパネルにして展示している。

 催事は東日本大震災で被災した中小企業・小規模事業者等の販路開拓の支援を目的に中小企業基盤整備機構(東京都港区)が主催する。開催は8日まで。開催時間は10時30分~19時(最終日は17時まで)。

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