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国登録有形文化財の木造建築「金沢園」に「カフェ金澤園」 タルトと軽食で地域の人が集う場に

木造2階建て、入母屋造り(いりもやづくり)、2004(平成16)年に国登録有形文化財に登録

木造2階建て、入母屋造り(いりもやづくり)、2004(平成16)年に国登録有形文化財に登録

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 国登録有形文化財「金沢園」(横浜市金沢区)に、タルトと軽食のお店「カフェ金澤園」が9月10日、オープンした。

昭和初期の金澤園全景 遊歩道、見晴台、弓道場からなるレジャー施設だった

 建物は1929(昭和4)年に品川から金沢区の海沿いに移築した木造建築。1916(大正5)年に現在の桜木町駅付近に創業した料亭満月を前身とし、1930(昭和5)年に旗亭(宿泊のできる料亭)金沢園として営業を始めた。当時は建物の他に見晴台、弓道場などもあり、潮干狩りや海水浴、遊覧船などが楽しめるレジャー施設だった。与謝野晶子や高浜虚子も訪れた記録が残っている。

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 その後、2016(平成28)年まで料亭として営業、所有者と異なる企業が2020(令和2)年5月まで旅館として使用していたが、所有者の斎田さんが「あらためて、この伝統ある建物を有効に使いたい」とカフェを始めた。

 斎田さんは「古い建物の価値を認識し、リノベーションして使い続けているヨーロッパの建物を留学時代に見学した経験から、この建物を使い、高め、守り続けたいという思いが高まった」と話す。軽食をとるだけでなく、高齢者など地域の人が集い、落ち着くことのできる場を目指す。

 今後は、カフェだけでなく「ヨガ教室など貸スペースとしての利用や、映画やドラマの撮影にも使ってほしい」という。過去にも、東山紀之主演のドラマ「喰いタン(くいたん)」や綾瀬はるか主演の「きょうは会社休みます。」など、多くの撮影が行われている。

 タルト(770円)のほか、オムレツデミグラスソース(1,430円)、チーズオムレツ(1,430円)、ミートスパゲティ(1,320円)をいずれもドリンク付きで提供。タルトは、クルミ、バナナ、カボチャの3種類で、季節にあわせて種類を増やしていく予定。

 営業時間は平日=10時30分~15時まで、土日=8時30分~16時まで。定休日=火・水(祝日は営業)。

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