
スパゲティ・ナポリタンを横浜の食文化として発信する「日本ナポリタン学会」(田中健介会長)が8月22日、パブレストラン「アポロ」(横浜市中区曙町4、TEL 045-261-2576)の認定式を行った。
同学会は、喫茶店や洋食店で親しまれている定番メニューのナポリタンが横浜発祥であることから、ナポリタンで横浜を盛り上げようと有志のメンバーが続ける「大人の部活動」。「地元密着のお店であること」「おいしいナポリタンがあること」を基本に、横浜市内でこれまで24店舗を認定し、広報活動を展開してきた。
市内25店舗目、中区12店舗目(休業中含む)の認定店舗となるアポロは、現在80歳のマスター・石原清司さんが26歳の1964年に創業した老舗のバー。横浜の文化人が多く集う同店を未来へ語り継ぎたいと、今回の認定が決まった。
ナポリタン(1,000円)はピーマン、玉ねぎ、マッシュルーム、ベーコンといった定番の具をマーガリンで炒めてケチャップで味付け、仕上げにブイヨンをまわし入れたもの。「レストランかをり」などで長年シェフを務め、3年前からアポロでフードを担当する小高輝雄さんは「パサパサしたりベタベタくっつかないよう、サラッとした食感を重視し、お酒に合うよう味は濃い目にしている」と話す。
フードはそのほかチーズピッツァ(1,000円)、ハンバーグ(1,300円)、ラムチャップ(1,300円)、ジャワカレー(1,000円)など。
営業時間は19時~翌3時。火曜定休。