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横浜でセネガル出身のジャズギタリストのエルヴェ・サムさん初リーダー公演

新作はアコースティックギターを使用したナチュラルな響きが特長

新作はアコースティックギターを使用したナチュラルな響きが特長

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 アフリカ・セネガル出身のジャズギタリスト、エルヴェ・サムさんが6月13日から、ライヴハウス「KAMOME live matters」(横浜市中区住吉町6)を皮切りに、自身のバンドを従えて初の日本ツアーを開催する。

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 エルヴェさんは、セネガル共和国ダカール出身で、現在はパリに住み、セネガルとフランスの二重国籍を持つ。19才からパリで活動し、アメリカのサックス奏者デヴィッド・マレイのバンドメンバーに起用されて頭角を現した。現在は伝説のジャズシンガーニーナ・シモンの娘であるリサ・シモン・バンドのプロデューサーを務める一方、自身のバンドを率いて活動している。

 最新作「テランガ」は、アフリカ民族音楽にジャズを採り入れた意欲作。セネガルのジャズ、ポップス、ヒップホップのミュージシャンが多数参加。ヒップホップ調の「ジャイアント・ステップス」、セネガルで人気の女性ポップ歌手アディウーザが歌う「マイ・ロマンス」、ギターで聞かせる「酒とバラの日々」など、よく知られたジャズの名曲を軽快にカバーする他、民族楽器サバールのリズムを取り入れたオリジナルのジャズに取り組んでいる。

 アルバムタイトルの「テランガ」とは、ウォルフ語で「温かく迎える、歓迎する」の意。アフリカ人の優しいホスピタリティがよく現れた言葉で、セネガルは「テランガ」というオープンマインドの精神にあふれている国だという。

 ジャズコンサートを数多く主催する横浜のプロモーター「モークラウドミュージック」(中区花咲町1)の松永誠一郎さんは「エルヴェの音楽には人を元気にする力がある。素朴なアフリカ音楽と小難しいジャズを組み合わせて、ポップミュージックのように聞きやすく快活な音楽を生みだしたことに感心した。是非ライヴで体感して明日への活力を持って帰ってほしい」と話す。

 ライブは、アフリカ人とのゴミ拾い活動や、こども食堂などでアフリカ絵本の読み聞かせなど、アフリカをキーワードに地域活性化に取り組むNPO法人「一期JAM(イチゴジャム)」(川崎市中原区)が共催する。

 今回のツアーでは、横浜から、東京、京都、大阪、岡山、名古屋の6都市を回る。後半3公演にはジャズギタリストの小沼ようすけさんがゲスト参加する。

 横浜公演は13日20時開演(2セット、入替なし)。料金は4,500円。問い合わせは「KAMOME」(TEL 045-662-5357)まで。公演詳細はモークラウドミュージックのウェブサイトで。

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