おせち商戦が本格スタート-ペリー提督が食した膳のアレンジも

開港当時、幕府がペリーをもてなしたお膳をアレンジした「ペリー提督  饗応の御重」

開港当時、幕府がペリーをもてなしたお膳をアレンジした「ペリー提督 饗応の御重」

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 おせち料理商戦が本格的にスタートした。節約ムードが高まる中、有名料亭やホテルによる5万円以上の高級おせち料理が今年も人気を呼んでいるほか、ペリー提督が食したお膳をアレンジした横浜開港150周年記念商品に話題が集まっている。

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 横浜タカシマヤ(横浜市西区南幸)では10月8日から予約受付を開始しており、売れ行きは例年通りで順調なスタートだという。今年の目玉となるのは主原料を全て国産でそろえ、バイヤーが全国をまわり素材を生かした品を詰めた「高島屋特選和風おせち」(63,000円)や、今年7月に開催された北海道洞爺湖サミットで総料理長を務めた中村勝宏さん監修の「ザ・ウィンザーホテル洞爺湖」(84,000円)など。そのほか、横浜関内地区にある人気フレンチレストラン3店舗の味を一度に楽しめる「横浜フレンチ競演おせち」(34,650円)などの横浜店限定商品も含め約300種の商品をそろえる。同店広報は「今年は海外旅行をひかえて、自宅でゆっくりお正月を過ごす方が増えるのでは。例年を上回る売り上げを期待している」と話す。

 10月14日に予約受付を開始したそごう横浜店(西区高島)では、地元人気店のおせちや、「家族だんらん」をテーマにしたものなど約230種を用意。開港当時、幕府がペリーをもてなしたお膳を老舗日本料理「吉田町 濱新」(中区吉田町)がアレンジした「ペリー提督 饗応の御重」(38,600円)や、日本料理「横浜 梅林」の「初空おせち重」(39,900円)などを用意する。

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