開港資料館で100年前の地元ビジネス誌「実業之横浜」を紹介

「実業之横浜」1巻10号(1905年)横浜開港資料館蔵

「実業之横浜」1巻10号(1905年)横浜開港資料館蔵

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 横浜開港資料館(横浜市中区日本大通、TEL 045-201-2100)で、1904年に創刊された地元ビジネス雑誌「実業之横浜」を通して横浜の歴史を辿る「100年前のビジネス雑誌『実業之横浜』-変貌する都市と経済」が開催されている。

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 実業之横浜社から出版された同誌は、対外貿易の発展や商工振作などを目的に、横浜のビジネスや内外の経済事情を広く紹介したもの。創刊以後「大横浜」「工業之横浜」と名前を変え、昭和期まで発行された。発行部数が最盛期でも2,000部と少ないため市内にも全号の所蔵がなく、神戸大学などから取り寄せたものを含め約150点の資料展示と閲覧可能な同誌複製本60冊をそろえる。

 会場では、横浜税関長を務めた水上浩躬(みなかみひろちか)氏の論説や川柳のほか、現在の中区北仲通に国内外の輸出入貨物を取り扱う業者として安政6年に開業した「松下廻槽店」の営業室をはじめとるすさまざまな商店、銀行の写真を展示。貿易都市から工業都市へと移り変わる横浜の姿を紹介する。

 開催時間は9時30分~17時。入館料は、大人=200円、小中学生=100円。来年1月27日まで。

横浜開港資料館

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