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三溪園で「観梅会」 100年前の風情を感じる梅のお花見体験

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 国指定名勝「三溪園」(横浜市中区)で2月11日~3月3日まで、第50回「観梅会」が開催される。

三溪園「初音茶屋」で麦茶の無料接待

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 三溪園は約500本の梅が咲く梅の名所として長年親しまれ、観梅会は今年で50回目を迎える。期間中は、梅の盆栽展やひな人形の展示、俳句大会などを開催する。

 期間中の土・日・祝日は、初音茶屋で、麦茶の無料接待を実施。開園当初、初音茶屋では常にお湯が沸かされ、誰もが自由にお茶を飲むことがた。1915(大正4)年には芥川龍之介も立ち寄り、この接待を俳句に詠んだことが知られている。開催時間は10時~15時30分。

 梅を中心とした盆栽約40点を展示する観梅会盆栽展は中央広場で、11日~18日まで実施。開催時間は10時~16時。

 日光さる軍団から太郎次郎一門のコンビが楽しい芸を披露する「猿まわし」は2月11日、12日、17日、18日、23日、25日、3月2日、3日の10時~16時30分に中央広場で実施。太郎次郎一門が出演する。

 一般の方から寄贈された御殿飾りの豪華なものから土でできた豆ひなまで、戦前のひな人形をを展示する「お雛様の展示」は、2月8日~3月6日まで、旧矢箆原家住宅で行う。

 その他、地元・本牧の子供たちが演奏と舞を披露する「おはやし」や、鶴翔閣で「三溪園観梅俳句大会」などが行われる。

 同園では、「100年前と変わらぬ樹形と花を今にとどめる臥竜梅や早咲きの緑萼梅など、春の訪れを告げる梅の花の観覧と香りを味わっていただくとともに、開園当初の三溪園を彷彿させる日本の風情をお楽しみください」とコメントしている。

 9時~17時(最終入園16時30分)。観梅会の料金は無料。入園料は、大人(高校生以上)=900円、こども(小学生・中学生)=200円、横浜市内在住65歳以上=700円。

 三溪園は生糸貿易により財を成した実業家・原三溪によって創られ、1906(明治39)年5月1日に一般公開された。2007(平成19)年には国の名勝に指定され、現在園内にある17棟の古建築のうち10棟が重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されている。

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