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三溪園が新年に「和妻」「庖丁式」「箏曲演奏」、鶴翔閣で

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 国指定名勝「三溪園」(横浜市中区本牧三之谷)にある横浜市指定有形文化財 「鶴翔閣」 で、2024年1月1日から1月3日まで、日本の伝統芸能「和妻(わづま)」「庖丁式」「箏曲演奏」を日替わりで披露する。 

三溪園で「和妻」 観覧申し込みはウェブで

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 鶴翔閣は、1902(明治35年)年に原三溪が自らの住まいとして建てた、三溪園にある歴史的建造物のなかでも際立って大きい建造物。名称は鶴が飛翔する印象の外観に由来するといわれている。横山大観や前田青邨といった日本画家たちが滞在し絵を制作するなど、日本の近代文化の発展にも関わった文化サロンとしての役割も果たしたという。普段は貸し出し施設として、結婚式や展示会などに利用されているが、新年三が日はすべての来園者に建物内部を公開。あわせて、華やかな新春の室礼や子どもも楽しめる正月遊びコーナーも楽しめる。 

 和傘を用いる「和妻」は、奈良時代に大陸から伝来した散楽が起源とされる日本伝統の手品で、1997(平成9)年に国の無形文化財に選ばれた。開催日時は1月1日の11時・13時・15時からで、各回約30分。出演は養老瀧之丞さん、演目は「浮かれの蝶」ほか、チケットは700円~。

 「庖丁式」は、食材に手を触れず箸と包丁のみで食材をさばく平安時代に確立した儀式で、調理に対する心構えを磨くたしなみとして、今日に受け継がれている。開催日時は、1月2日の11時と14時からで、各回約60分。式題は「宝船之鯛」、出演は「横浜萬屋心友会・興禅寺雅楽会」、料金は3,000円~。

 「箏曲演奏」は箏と尺八の柔らかい音色を楽しめる演奏会。開催日時は、1月3日の10時・11時15分・13時・14時15分からで、各回約30分。演目は「春の海」ほか、出演は「アトリエ筝こだま」の児玉寛子さんら。料金は500円~。

 担当者は「新年は三溪園で、古き良き日本の伝統芸能を楽しんで」と来場を呼びかける。

 三溪園の開園時間は9時~17時。入園料は大人=900円、小中学生=200円、年内12月31日までは休園中。イベント開催時間は9時~16時。鶴翔閣内の見学は無料。

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