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家庭でのトレイ普及や生理環境改善による女性のエンパワメント事業の報告も

日本ハビタット協会は、国際連合人間居住計画(ハビタット)と共に、国内外で人々が安全で安心して暮らせる持続可能なまちづくりを推進し、ケニアでは「スマイルトイレプロジェクト」として、 農村地域での家庭でのトレイ普及に取り組んでいる。各家庭に住民自身がトイレと手洗い場を建設できるよう、衛生意識を高めるワークショップ、トイレ建設技術指導、建設費を負担できるよう所得向上にむけた農業技術指導などを実施し、63村の6千世帯のトイレ普及率が98%になり、野外排泄ゼロを達成し、下痢の罹患率が73%減少した。また、2024年度から生理環境改善事業を実施している。貧困、男尊女卑の文化、偏見などのさまざまな理由から生理用品を手に入れることができない人や、生理期間中に通学ができずにドロップアウトする子どもも多く、女性の社会進出を妨げる大きな要因となっている。事業の成果として、性や生理に対する知識を持つ小中学生が30%から90%に向上し、98%の女子生徒が生理用品を使えるようになったことで、生理期間中に学校を休んでいた女子生徒が70%から2%まで減少したという。

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パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)で8月21日、認定NPO法人「日本ハビタット協会」(東京都千代田区)が主催するシンポジウム「住民が変わり地域も変わった」が開催される。

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