パシフィコ横浜で福祉の総合イベント「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド」 「移動」に役立つ情報を提供

オープニングセレモニーの様子

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 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で7月29日、福祉のことがわかる総合イベント「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2016」(愛称:ヨッテク)が開幕した。

リオデジャネイロパラリンピック日本代表選手に贈るメッセージフラッグコーナー

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 今年で15回目を迎える同展は「探しに行こう!暮らしに活きるリハビリテーション」をスローガンに、最新福祉機器の紹介のほか、無料セミナーや体験会などを開催する。主催は横浜市リハビリテーション事業団(横浜市港北区鳥山町1770)。

  2016年は「移動」を全体テーマに、毎日の暮らしの中にある不便さを「快適」に変え、好きな時に好きな場所に行くうえで役に立ち、生活の質を上げるための機器や情報を紹介する。

 オープニングセレモニーでは、横浜市総合リハビリテーションセンター・療育センターを利用する子どもたちが描いた絵でつくったフラッグのお披露目と、アーティスト・パフォーマーが設立したNPO法人心魂(こころだま)プロジェクト(横浜市西区北幸1)による歌とダンスが披露された。

 会場では、暮らしを支えるさまざまな福祉機器を試すことができるほか、理学療法士、作業療法士、義肢装具士、建築士などのリハビリテーション専門職スタッフから、福祉機器や住環境づくり、さまざまな生活場面における介助技術のアドバイスを受けることができる。

 試乗ができる車椅子・移動支援機器フェアや、福祉車両の体験コーナー、パラスポーツ体験やパラアスリートへの応援メッセージを書くコーナー、補助犬デモンストレーションコーナが設けられている。「震災に備える」コーナーでは地震などの震災時の支援方法などを紹介している。

 ヨッテク総合プロデューサーの小川淳さん(横浜市総合リハビリテーションセンター センター長)は「今年は『あなたの移動を快適に』がキーワード。行きたいところに行きたいを実現する、アイテム・アイデアを企画の中に組み込んだ。東京パラリンピックに向けたパラスポーツ企画の目玉は車椅子バスケットのデモンストレーションと競技体験。パラアスリートなどによるトークの企画も盛りだくさん。見る・さわる・遊ぶ・考えることを通して、暮らしに役立つリハビリテーション・ノウハウを得て欲しい」と話している。

 会期は29日と30日。会場はパシフィコ横浜・展示ホールD。開催時間は10時~17時。入場無料。

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