関内ホールで「平和学の父」ヨハン・ガルトゥング博士の講演会 「積極的平和」の提唱者

ガルトゥング博士は1930年生まれで85歳

ガルトゥング博士は1930年生まれで85歳

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 関内ホール(横浜市中区住吉町4)で5月22日、「平和学の父」と評されるヨハン・ガルトゥング博士の講演会が開催される。主催は一般社団法人国際平和映像祭。

2015年8月に大さん橋ホールで開催された講演会の様子

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 ガルトゥング博士は、1930年ノルウェー生まれ。世界100以上の国や宗教間の紛争調停を行ってきた平和学の第一人者で、「積極的平和主義」や「トランセンド法」という考えを提起し、平和の理解に画期的な転換をもたらした政治経済学者。

 同団体は、2015年8月に横浜港国際客船ターミナル 大さん橋ホールでガルトゥング博士の講演会を実施しており、招へいは今回で2回目となる。前回の講演で博士は、「積極的平和」を基に「北東アジア共同体を構築すること」「専守防衛に徹すること」「憲法9条1項を世界のために」という3つの提言をした。今回は、この提案を深め、日本が真の独立国となるために必要なことについての提言をするという。

 主催する国際平和映像祭代表の関根健次さんは「昨年の安保法案成立後、初めての国政選挙が目前に迫っており、憲法改正が現実味を帯びてきた。一人ひとりが傍観するのではなく、未来を見据えて、考え、行動する時。未来志向に、クリエイティブに、どういう未来を描くのか。この機会がよりよい日本、世界の未来のための議論の出発点となれば」と話している。

 開催時間は19時~21時00分(18時30分開場)。参加費は一般3,000円、学生1,000円。

 主催する一般社団法人国際平和映像祭(UFPFF)は、平和実現のために国連が定めた国際平和デー(通称:ピースデー)の9月21日に学生などの若者を対象とした平和をテーマにした映像祭「国際平和映像祭」を開催している。2011年に横浜で初開催され、今年はJICA横浜(中区新港2)で開催される。締切は11日24時。

 また、同団体は、5月24日には俳優の伊勢谷友介さん(リバースプロジェクト代表)、奥田愛基さん(SEALDs/ReDEMOS)、谷崎テトラさん(構成作家/音楽プロデューサー)、丹下紘希さん(映像作家/アートディレクター/NOddIN)をゲストに迎え、ガルトゥング博士とのパネルディスカッションも開催する。

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