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市民のアイデアと技術で横浜を盛り上げるアプリを作成ーtvk本社でハッカソン

商店街を活性化するアプリ「ガチ娘!」を開発し、最優秀賞に輝いたチームのメンバーら

商店街を活性化するアプリ「ガチ娘!」を開発し、最優秀賞に輝いたチームのメンバーら

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 インターネット、テレビとリアルの3つをつなぐアイデアと技術で横浜を盛り上げようと8月10日、tvkコミュニケーションズ主催の「Ch.OPEN YOKOHAMA(チャンネルオープンヨコハマ)ハッカソン」が横浜メディアビジネスセンター(横浜市中区太田町2)5階のtvk会議室で開催された。

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 ハッカソンでは、約8時間をかけて市民の動画投稿サイト「Ch.OPEN YOKOHAMA」を活用したさまざまなアイデアを実現するための7つのアプリケーションのプロトタイプが作られ、横浜市内の店の看板娘PRにフォーカスを当てた商店街活性化アプリを提案した「ガチ娘」チームが最優秀賞を受賞した。

 このハッカソンは、2011年にスタートした動画投稿サイト「Ch.OPEN YOKOHAMA」が今年10月にリニューアルする機会にあわせ、公募で集まったエンジニアらにtvkがデータを提供、横浜を盛り上げていくアプリを作ってもらおうと企画した。

 このハッカソンに先立つ8月7日にアイデアソンが開かれており、そこで生まれたアイデアを参考にしながら開発が進められた。

 今回アプリ開発に挑戦したのは20人。参加者は7チームに分かれ、HackCamp代表の関治之さんの進行で、サービスやターゲットを整理し、具体的なアプリの機能をまとめた。

 制作にあたり、「Ch.OPEN YOKOHAMA」のデータを活用できるAPI「sparkle endpoint」、「横浜アートLOD」による横浜のアートイベント情報などにアクセスできるAPI、Ch.OPEN YOKOHAMAサイトにある様々な映像素材の一部などが提供された。

 これらのデータを活用し、各チームは地域課題を解決するために簡単に動画を作成・投稿できるアプリや、絵はがきを通じて横浜の今と昔を比べるアプリなどの開発に取り組んだ。また、実際にプレゼンテーション用の映像を撮影するため、フィールドワークに出るチームもあった。

 審査会では、各チームが4分間のプレゼンテーションでアプリの機能・特徴を説明した。最優秀賞には、横浜の商店街の「看板娘」を切り口に店の魅力を紹介するアプリ「ガチ娘!」が選ばれた。

 このほか、優秀賞には、市民が発見した街中の気づきをを簡単に動画で投稿できる「ちょっときいてよ!横浜」、審査員特別賞にはどこからでも宴会に参加できるというコンセプトの「いつまでも野毛」、さまざまな言語で動画にテロップを入れて世界中の人々に動画を紹介することができる「100カ国語テロップで横浜観光」が選ばれた。

 審査員で国際社会経済研究所主幹研究員の東富彦さんは、最優秀賞に選ばれた「ガチ娘!」について「テレビと連動したサービスモデルが頭に浮かびやすく、まちを活性化する起爆剤になる。女性だけでなく『ガチおやじ』など対象を広げていくのも楽しい」と講評した。

「ガチ娘!」開発チームの女性メンバーNOAさんは「プレゼン用動画撮影のため、女の子の取材に出かけたたメンバーがとても楽しそうだったのが印象的で、撮影する市民も楽しめるのではないかと思った。ガチおやじ、ガチマダムなど対象を広げていきたい」と感想を話していた。

 今後、最優秀賞に選ばれた「ガチ娘!」は、開発をさらに進めてサービスとして公開できるように、チームでブラッシュアップしていくという。

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