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STスポットで劇団・東京デスロックの新作公演「CEREMONY」

『シンポジウム SYMPOSIUM』2013年7月 STスポット(撮影:石川夕子)

『シンポジウム SYMPOSIUM』2013年7月 STスポット(撮影:石川夕子)

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 STスポット横浜(横浜市西区北幸1)で、7月5日から劇団・東京デスロックの新作公演「CEREMONY セレモニー」が行われる。

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 東京デスロックは、千葉県柏市出身の演出家・俳優、多田淳之介さんが主宰する劇団で、2001年12月に創設された。多田さんは「富士見市民文化会館キラリふじみ」の芸術監督を務め、俳優の身体・観客・劇場空間を含めた現前(=現象)をフォーカスした演出が特徴。

 新作「CEREMONY」では、人間として存在する俳優、身体として存在するダンサー、音と時間を存在させる音楽家、観客との場を作り出す演出家と共に、脚本、演出というフレームにかかわらず、さまざまな価値観が混在した演劇作品を創作。

 2011年の東日本大震災以降、当事者性を意識した創作活動を続けている同劇団が、「セレモニー=共有、確認」をキーワードに、あいさつなどの身近なセレモニーから、国と国、それ以上のサイズまで、セレモニーの可能域を問いかける。

 参加アーティストは、多田淳之介さん(演出家/東京デスロック)、夏目慎也さん(俳優/東京デスロック)、佐山和泉さん(俳優/東京デスロック・青年団)、間野律子さん(俳優・ダンサー/東京デスロック・flep funce!)、 田中美希恵さん(俳優)、伊東歌織さん(ダンサー・振付家/アマキオト)、 大谷能生さん(音楽家・批評家)、ENRIC CASTAYAさん(演出家/CASTAYA Project)ほか。

 多田さんは「確認しないとよくわからない事だらけの世界を生きていくうえで、セレモニーの有用性を今一度確認する事は、現代の私たちにとって価値があるのではないか。ホームグラウンドになりつつある横浜は、東京の喧騒(けんそう)、狂騒から離れ、創作、発表の場として良質の環境、大きな刺激を与えてくれる場所。『CEREMONY』という作品を通じて今の私たちに必要な事を問い、探し、見つけられたら」と話している。

 上演時間は日程による。チケット(当日)は一般3,000円、学生・シニア2,500円。予約・問い合わせは東京デスロック(TEL 080-3360-2180)。7月13日まで。

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