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STスポットで劇団・東京デスロックの新作公演「シンポジウム」

作品「モラトリアム」より(2012年5月STスポット 撮影:佐々瞬)

作品「モラトリアム」より(2012年5月STスポット 撮影:佐々瞬)

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 STスポット横浜(横浜市西区北幸1)で、7月13日から劇団・東京デスロックの新作公演「シンポジウム SYMPOSIUM」が行われる。

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 東京デスロックは、千葉県柏市出身の演出家・俳優、多田淳之介さんが主宰する劇団で、2001年12月に創設された。多田さんは「富士見市民文化会館キラリふじみ」の芸術監督を務め、俳優の身体・観客・劇場空間を含めた現前(=現象)をフォーカスした演出が特徴。

 新作では、「シンポジウム」の語の由来にもなったプラトン著による「饗宴(きょうえん)」をモチーフに、横浜、京都、北九州、ソウル、各地域で活動するアーティストによる、個人、友人、家族、社会、国内、国外、さまざまなサイズの問題意識を「饗宴」と同じく「愛」というキーワードからパフォーマンス化していく。

 参加アーティストは、東京デスロック(夏目慎也さん、佐山和泉さん、佐藤誠さん、間野律子さん、多田淳之介さん)、マ・ドゥヨンさん(俳優)、柿﨑彩香さん(俳優)、KIKIKIKIKIKI主宰・きたまりさん(ダンサー・振付家)、大谷能生さん(音楽家・批評家)、藤原ちからさん(編集者・フリーランサー)。

 多田さんは「過去の3連作でも、客席を排したり、観客が出身地別に区分けされたり、観客の位置付けも作品と密接な関係にあった。『シンポジウム』でも、何しろ『饗宴』ですから、観客の存在も大きな作品の構成要素になるはず。特別何かに参加してもらうという事にはならないと思いますが、観客の存在、世界を客人として観る存在と作品の豊かな関係を築ければ」と話している。

 上演時間は日程による。チケットは一般2,500円、学生・シニア2,000円。予約・問い合わせはSTスポット横浜(TEL 045-325-0411)。公演は7月21日まで。

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