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オーダーメードの個別就労支援を開始-「シェアするココロ」が関内で説明会

前回開催されたイベントの様子

前回開催されたイベントの様子

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 困難を抱えた若者を対象に自立支援事業を展開する株式会社「シェアするココロ」(横浜市中区相生町3)は、今秋から完全個別オーダーメイド就労支援事業「ソロトレ」を開始する。11月23日には、本人と保護者を対象とした無料説明会がシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(同)で開催される。

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 「ソロトレ」とは「そろそろ働くためのトレーニング」を意味する造語で、自立して活動するアーティストを指す「ソロ」という意味もある。個別相談後にプログラムを作り、約2カ月間、セミナーと対話を繰り返しながら就労に向けた支援をしていく。

 2013年度「子ども若者白書」(内閣府)によると、「学校にも行っていない、就職もしていない」いわゆる「ニート」と呼ばれる若者(15歳~35歳)は、これまでの統計で最も多い全国で約63万人と推定されている。その一方で、ニート等の若者の職業的自立を支援するため、厚生労働省が全国160カ所に設置している「地域若者サポートステーション(サポステ)」の年間新規登録者は約2万8千人に留まるなど、公共の就労支援機関を利用していない若年無業者は圧倒的に多い。

 こうしたデータに加え、同社代表の石井正宏さんは、相談を通して出会った保護者から「支援を必要とする若者は、支援機関を利用するタイプと拒否するタイプの2つの人がいる」ことを感じていた。このうち「今回の事業は、サポステなどに足を運ばない、支援機関を利用しないタイプの若者を対象に企画した」と話す。

 実際、石井さんが支援機関に来ることができた若者たちに、利用開始前の気持ちをたずねたところ「自分と同じ状況の人たちの中にいると、気持ちが沈む」「支援機関で知り合いに会ったらどうしよう」「自分よりレベルの高い人たちの中で恥をかきたくない」など、「支援機関」という特殊な空間に入ることをためらう若者が多かったという。

 さらに、同社は2009年の創業以来、一度も仕事に就いたことのない若者の職場体験を積極的に受け入れてきた。働く環境を整備し、的確に指示をすれば、業務や職場でのコミュニケーションに十分に対応できる若者の姿を数多く見てきた。支援機関のプログラムに組み込まれていることが多い「グループ支援」を行わなくても、個人トレーニングだけで社会参加が十分にできる層の若者は多いと考え、同社は「ソロトレ」の事業化に踏み切った。

 「ソロトレ」では、個別カウンセリングを行ったうえで、2カ月間に約840分のセミナーと360分の面談など、合計1,200分のマンツーマン指導を実施する。具体的には「メモ取り/質問」「一人暮らし準備」「短所や弱みの受容」「SNSデビューサポート」など、これから社会とのつながりを作っていくために必要な力を育てるプログラムとなっている。

 また、希望があれば、ハローワークや就職活動のためのスーツ購入など、ひとりでの行動に不安を感じる若者向けの同行支援も実施する。講師は石井さんが務める。石井さんは「当事者同士で会うことにストレスを感じ、公共の就労支援機関を利用していない若者と保護者のニーズに応えようと、この事業を企画した。集中的に支援をすることで一人でも多くの若者を社会につなげていきたい」と話している。

 事業説明会の開催時間は13時~14時30分。参加無料。申し込みはシェアするココロのホームページからメールまたは電話。

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