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YCCで何千里・SHIMURAbros合同展-成都と横浜のアーティスト交流

何千里さんの作品「雑木林 No.13」

何千里さんの作品「雑木林 No.13」

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 ヨコハマ創造都市センター(横浜市中区本町6)3階で9月1日から、「『What did you see?』何千里・SHIMURAbros合同展」が開催されている。

SHIMURAbrosの映像作品

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 同展は、ヨコハマ創造都市センターと中国・成都にある中国初の非営利アートギャラリー「A4 当代芸術中心(A4 Contemporary Arts Center)」とのアーティスト・イン・レジデンス交流プログラムの一環。今年4月~5月に横浜のアーティスト・SHIMURAbrosが成都で、7月からは成都から招かれた何千里(ホー・チェンリ)さんが横浜で行った約2ヶ月間の滞在制作の成果を発表する。

 SHIMURAbrosは、成都の人々に実在する映画界の「スター」になりきってもらい、インタビューを行った映像作品「FLORENCE LAWRENCE, WHAT DID YOU SEE?」を上映。何千里さんは、横浜の街中で見つけた植物や生き物を題材にした新作絵画14点と旧作1点を展示する。

 9月14日には、15時からアーティスト2組と「A4 当代芸術中心」ディレクターの孫莉(スンリ)さんを迎えたトークイベントを開催。また、期間中1階カフェでは、各アーティストの滞在中の日常生活や制作の様子を紹介するパネルを展示する。

 ヨコハマ創造都市センターの五十嵐貴子さんは「環境が変わることで、今までと違う形の作品ができたり、滞在先の雰囲気が伝わるような作品ができるのがアーティスト・イン・レジデンスの良さ。アーティストの目を通して、地域の人が自分の街を知るきっかけにもなれば」と話している。

 SHIMURAbrosはユカ(1976年横浜生まれ)とケンタロウ(1979年横浜生まれ)による姉弟ユニットで、横浜を拠点に独自に新たな映像装置を創作し、新しい形の映像作品を発表。カンヌおよびベルリン国際映画祭での上映をはじめ、ロンドン、パリ、ウィーン、メルボルンなど、国外にも作品発表の場を広げている。

 何千里さんは、1981年生まれで、2008 年四川音楽学院成都美術学院修了。今回が初来日で、現在も黄金町のスタジオでさまざまな植物を題材にした風景画を制作している。「黄金町バザール2013」にも出展予定。

 開館時間は11時~19時。9月14日まで(9日は休館)。入場無料。

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