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横浜美術館でバリアフリー朗読構成劇「想い出のサダコ」

尚美ミュージックカレッジ専門学校声優学科の生徒たち

尚美ミュージックカレッジ専門学校声優学科の生徒たち

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 横浜美術館レクチャーホール(横浜市西区みなとみらい3)で7月7日、バリアフリー朗読構成劇「想い出のサダコ」が上演される。

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 広島・平和公園にある「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんは、2歳で原爆に遭遇し、12歳で白血病を発症し、折り鶴を作り続けながら短い生涯を閉じた。朗読劇では、佐々木禎子さんと同じ病室で過ごした大倉記代さんの著書「想い出のサダコ ~思春期の入り口にいた三か月」(よも出版)を、朗読と音楽で舞台化した。演出は声優・舞台女優の滝沢ロコさん。出演は尚美ミュージックカレッジ専門学校声優学科学生ほか。主催は市民有志による「未来をシェアする会」。

 劇の台詞は、舞台横の壁に字幕を投影。18時からは、持続可能な世界に向けた共生の実践をテーマに、広島の高校生たちの千羽鶴プロジェクトの取り組みなどの核廃絶運動や、トランジション・タウン運動などの若者による活動の事例紹介と、出演者との交流会も実施。横浜ラポール・聴覚障害者情報提供施設の協力により、手話通訳も付く。

 未来をシェアする会の明恒次郎さんは「滝沢先生が『想い出のサダコ』を学校の授業でも取り入れ、生徒さんに教えていることに感銘を受けた。私自身被曝二世で、広島や長崎と首都圏での平和教育のギャップを埋められればと思い活動している。バリアフリー公演なので、聴覚障害者の方にもぜひ参加してほしい」と話している。

 17時開演(16時30分開場)。入場料は一般=1,000円、高校生・聴覚障害者=500円、中学生以下=無料。予約はホームページ、メールまたはFAXで受け付けている。当日受付可。

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