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黄金町で「フィリピンの美術」講座-アジアのアートの多様性

「高架下スタジオ SiteD」外観

「高架下スタジオ SiteD」外観

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 黄金橋近くの「高架下スタジオ」(横浜市中区黄金町1)で6月23日、アジアの諸地域におけるアートの多様性について学ぶ講座、アジアのアートシリーズ Vol.1「フィリピンの美術」が開催される。

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 同講座は、黄金町エリアマネジメントセンター(中区日ノ出町2)主催によるアーティスト海外派遣プログラム 日本・フィリピン交流事業「Flyover 158 - 98B:都市空間の視覚共通言語を探る」の関連企画。

 講座第1回目は、フィリピンの美術調査に取り組んでいる古沢ゆりあさん(総合研究大学院大学比較文化学専攻博士課程)が、「フィリピン美術」について語る。古沢さんは「民族衣装をまとった聖母像」をテーマにフィリピンの歴史的背景がもたらした美術作品への影響を研究している。主催はNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターとマニラのアート・プラットフォーム「98B」。

 黄金町エリアマネジメントセンターの平野真弓さんは「フィリピンについて、美術の視点からの研究は日本では少ないです。美術に限らず、フィリピンの大きな歴史的背景とそこから受け継がれる現在までの流れをくんだ内容になる予定で、民俗学に興味のある方なども、広く興味を持っていただけると思います」と話す。

 会場は高架下スタジオ SiteD 集会所。開催時間は13時30分~15時30分。受講料無料。

 「Flyover 158 -98B」は、横浜とマニラのクリエイティブなネットワーク作りを目指した文化芸術交流プログラム。今回は、横浜からアーティストの本間純さん、建築家の石原弓子さんがマニラに2週間(8月4日~17日)滞在。現地アーティストとペアを組み、「高架道路」にまつわる視覚要素をもとに、マニラの街の視覚言語について調査を行う。共同調査の結果はブック・プロジェクトとして編集し、観光ガイドブック形式の本をアジアを中心とする図書館や各地のアートセンターに配布する予定。

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