山下町の大正時代の建物が結婚式場に-「旧露亜銀行」をリノベーション

ラ・バンク・ド・ロアでの結婚式の様子

ラ・バンク・ド・ロアでの結婚式の様子

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 横浜LoAプロジェクト(横浜市中区山下町280)は9月14日、横浜市指定有形文化財である「旧露亜銀行横浜支店」を、結婚式場 「la banque du LoA(ラ・バンク・ド・ロア)」(中区山下町280)としてオープンした。

 「la banque du LoA(ラ・バンク・ド・ロア)」は、横浜居留地の山下町にある外国資本銀行の唯一の遺構で、関東大震災を経て残っている、希少な有形文化財「旧露亜銀行横浜支店」をリノベーションし、結婚式場の他、レストランなどの施設運営を行う。

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 建物は、1921年(大正10年)に、英国人建築家のバーナード・M・ウォードによって設計されたバロック様式の建造物。1923年の関東大震災時も倒壊を免れたという。ドイツ領事館や法務省入国管理事務所、警友病院別館などとして使われた後、1996年からは神奈川県が所有。保存・活用を条件とした民間公募の結果、大和地所(同市中区)が取得。1年以上にわたる耐震工事や外壁修復を経て生まれ変わった。建地上3階建ての鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は1520平方メートル。

 建物の中は、白を基調としたナチュラルでスタイリッシュな内装で、チャペルや2つのパーティー会場を備える。大理石の大階段やアンティークオルゴールを配したほか、銀行時代の金庫をギャラリーとして活用するなど、建設当時の雰囲気を生かした構造となっている。

 食事は、好きなものを食べることができるアペティースタイルで提供。「アぺティー」とはフランス語で食欲の意味。通常のブッフェスタイルとは異なり、スタッフが料理をサーブしてくれるので、ゲストは着席したまま楽しめる。

 la banque du LoAウェディングセクションチーフの加藤愛子さんは「『横浜山下町 音の教会』と名付けられたチャペルはオーケストラの調べはもとより、オルゴールによる演出が印象的。天井高10メートルの自然光が暖かく新郎新婦のお2人を包んでくれます。また、1949年に英国王室のケント女公爵によってオーダーメイドされた由緒あるロールスロイスでの送迎や、異国情緒漂う横浜の街をバックにロケーション撮影もご提供いたします。ぜひご利用ください」と話している。

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