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開港記念日に「横浜開港祭」-赤レンガパークで開催

第30回 横浜開港祭の親善大使ほか

第30回 横浜開港祭の親善大使ほか

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 横浜開港記念日の6月2日、赤レンガパーク(横浜市中区新港1)を中心に「第30回 横浜開港祭」が開催される。

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 開港祭は、1859年の横浜開港を祝うとともに、先人たちの歴史と伝統を称え、港に感謝することを目的とした市民参画型の祭典。今年は東日本大震災を受けて、例年行っていた花火大会を中止とし、1日のみの開催に。「がんばれ日本!心をひとつに」をコンセプトに、マリン、ランド、ステージ3つのエリアで約40のイベントを実施する。

 イベントは、熱気球で横浜港を一望する「海港気球フライト体験」をはじめ、横浜に拠点を持つパティシエによる「YOKOHAMAスウィーツパラダイス」、横浜を題材にした早押しクイズ大会「小学生によるクイズ選手権」、廃油を使ったエコキャンドルを製作する「岩崎学園プレゼンツ エコキャンドル」、裏千家大宗匠による港の献茶式「横浜開港祭平和祈念献茶式」のほか、全長52メートル・重さ362トンで、世界一周も行っている帆船「あこがれ」(1993年、住友重機械工業建造)の一般公開、東日本大震災で被災した地域の特産品を集めた「東日本物産展」など。

 ステージイベントとして、「震災復興応援イベント」に元総合格闘家の須藤元気さんがスペシャルゲストとして出演するほか、一般公募による市民1,000人のコーラス「横浜銀行 ドリーム オブ ハーモニー」などが行われる。

 会場は赤レンガパーク、新港埠頭、山下地区ほか。詳細はホームページで。

 横浜開港祭実行委員会は「今年は『誇りある市民祭』の確立を目指し、『がんばれ日本!心をひとつに』のコンセプトのもと、横浜開港祭を開催します。震災で心を痛めた子どもたちに勇気を与え、この港まち横浜よりこれまでの笑顔を取り戻し、元気が満ちあふれる日本国再生への機会となれば」と話す。

 横浜港は1854年の日米和親条約、1858年の日米修好通商条約の締結を経て、1859年6月2日に開港した。当初の貿易相手はアメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスの5カ国。横浜と同時に長崎と函館が、その後、新潟と神戸も開港を迎えた。

 横浜では、開港1周年にあたる1860年6月2日に山車や手踊りで開港を祝ったのが開港記念日のはじまりと言われている。6月2日は横浜開港記念日として市が定める祝日となり、1981年に横浜国際デー「プレ横浜どんたく」という名称で横浜の開港を祝う祭りを実施したのが「横浜開港祭」のはじまり。

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