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横浜中華街で「媽祖祭」-被災地復興への願いを込めて

「媽祖祭」の巡行の様子

「媽祖祭」の巡行の様子

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 横浜中華街で3月20日に行われる媽祖祭で、東北地方太平洋沖地震にともなう被災地復興への願いを込めた「巡行パレード」が行われる。

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 媽祖祭は、横濱媽祖廟(まそびょう)にまつられている媽祖(まそ)の生誕を祝うお祭り。5回目を迎える今年は、被災者へのお見舞いと追悼の意を込めて、海の平穏を司る神「媽祖」を奉る巡行パレードを実施する。

 媽祖は、海の安全や健康、縁結びにご利益があると言われ、主に中国沿岸地方、台湾などで信仰されている女神。日本では15世紀に沖縄・琉球王国で祭られたのが最初といわれ、横浜中華街のほか、箱根や長崎など日本全国約20カ所に媽祖を祭る神社仏閣があるとされている。

 当日は、14時から媽祖を乗せた神輿(みこし)が約2メートルの千里眼将軍と順風耳将軍に先導され、中華街全域を約2時間かけて巡行する。

 ルートは、横濱媽祖廟~関帝廟通り~地久門~西門通り~善隣門~中華街大通り~南門シルクロード~天長門~横濱媽祖廟。

 横浜中華街発展会協同組合は「道教で『媽祖』は、天災や厄病から人々をお守りする神様として知られています。このような時こそ、被災された皆様への勇気づけと一日も早い被災地復興への願いを込めて、海の平穏を司る神・媽祖のパレードを行います」と話している。

 横濱媽祖廟では4月10日まで被災地への支援に向けた募金箱を設置。集まった募金は、日本赤十字社の東北関東大震災義援金として、被災地へ寄付される。

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