横浜日仏学院でフランコフォニー祭-フランス語圏の文化体験

ライブコンサートを行うアフリカン・パーカッショニストのママドゥ・ローさん©「Ebisawa Yoshitatu」

ライブコンサートを行うアフリカン・パーカッショニストのママドゥ・ローさん©「Ebisawa Yoshitatu」

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 横浜日仏学院(横浜市中区尾上町5)で3月12日、「フランコフォニー祭2011」が開催される。

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 フランコフォニー祭は、フランス語やフランス語圏の文化の多様性を紹介するイベント。世界中で開催されているお祭りで、同学院では今年、スイスとセネガルにスポットを当てた講演会やコンサート、ビュッフェ・パーティーを行う。

 講演会では、スイスの小説家エティエンヌ・バリリエさん(ローザンヌ大学文学部教授)が、「西洋音楽の極東への旅」と題して、自身の新作「Piano Chinois(中国のピアノ)」をテーマにヨーロッパ音楽が極東に受け入れられるまでを語る。

 当日は、アペリティフとしてスイスワインとチーズ「テット・ド・モワンヌ」(フランス語で「修道士の頭」という意味)を用意し、同学院が「日本で見つけたフランス」というテーマで募集した写真作品の中から優秀作を発表。

 フランス語の10の言葉(Accueillant、Avec、 Agapes、 Complice、 Choeur、 Cordee、 Fil、 Harmonieusement、 Main、 Reseauter)の中から好きな言葉を選び、そのアルファベットを頭文字に文章や詩を作成する「10の言葉」コンクールの表彰式も行う。

 会場では、セネガルの郷土料理「ヤッサ(鶏や魚のマリネ煮込み)」やココナッツを使ったデザートをビュッフェスタイルで提供するほか、セネガル共和国のグリオ(歴史の語り部であり音楽家)の家系に生まれたアフリカン・パーカッショニストのママドゥ・ローさんがライブコンサートを行う。

 横浜日仏学院の佐野未帆さんは「フランス語やフランス語圏の文化に興味がある方はもちろん、フランス語を学んだことのない方でも、どなたでもご参加いただけます。文学、音楽、食、アートと、あらゆる角度からフランス文化を楽しんでいただける、年に一度のお祭りです。ぜひ、ご家族やお友達と一緒に遊びにきてください」と話す。

 フランス政府の公式機関「日仏学院」は語学学校、文化センター、情報発信基地の要素をもつ「日本の中のフランス」として、美術館やギャラリー、近隣のレストラン、大学などをパートナーに、展覧会や講演会、映画の上映、ワインセミナー、料理教室などさまざまなイベントを内外で開催。横浜日仏学院(中区尾上町5)の語学学校では、書籍・雑誌など約2,000点の所蔵資料をそろえ、20人の教師が60のクラスで授業を行っている。

 開催時間は17時30分~21時頃。入場料は一般1,500円。問合せは横浜日仏学院(TEL 045-201-1514)まで。

※3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響でイベントは中止となりました

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