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横浜開港資料館で伊勢佐木町の歴史をたどる企画展-170点展示

展示資料より:伊勢佐木町入口を颯爽(さっそう)と歩く女性たち(昭和10年代 横浜開港資料館蔵)

展示資料より:伊勢佐木町入口を颯爽(さっそう)と歩く女性たち(昭和10年代 横浜開港資料館蔵)

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 横浜開港資料館(横浜市中区日本大通3)で、企画展示「ときめきのイセザキ140年-盛り場から見る横浜庶民文化」が開催されている。

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 伊勢佐木町は1874年(明治7年)に成立した地区。芝居・寄席などの興行のほか、射的や玉突きなどのゲーム場、名物を売る有名店などが進出し、横浜唯一の盛り場として発展した。会期中は横浜庶民の「ときめき」を集めた伊勢佐木町140年の軌跡を紹介する。

 展示は町の成立から、劇場・寄席・映画館の進出、繁盛の名店・名物、震災・戦後の復興など伊勢佐木町の歴史を10コーナーで紹介。写真や絵はがき、ポスターなどの資料を中心に約170点を展示する。

 古くは「伊勢佐木町」命名の神奈川県布告(「横浜毎日新聞」1874年5月22日記事)から、伊勢佐木町にあった芝居小屋「劇場下田座」「蔦座」「喜楽座」の辻番付、映画館「オデヲン座」のプログラム、横浜松坂屋の前身となる野澤屋のカタログなど。最近のものでは、NHK番組「紅白歌合戦」で生中継された、伊勢佐木町の路上ライブからメジャーデビューを果たしたフォークデュオ「ゆず」の伊勢佐木町ライブ写真(複製)などを紹介する。

 横浜開港資料館の平野正裕主任調査研究員は、「伊勢佐木の集客を支えたものは芝居・寄席やシネマ、主要呉服店、百貨店などの庶民が集う施設でした。その時代ごとに現れた伊勢佐木の活力と横浜庶民が伊勢佐木にみつけた『ときめき』を感じてもらいたい」と話す。

 また、「芝居を例にすれば、横浜の劇場には横浜独自の芝居があり、新作が次々と生み出されていたことの活力には目を見張るものがある。大正前・中期、映画の興隆で時代遅れになりつつある演劇が、逆に映画を自らのものに取り込み、実演とフィルムとで交互に幕を構成し、一本の筋書きに仕立てる『連鎖劇』への対応は、まさに『かぶく』精神の発露。また、大正中期~関東大震災前後に伊勢佐木に進出する、娯楽資本としての松竹合名社や吉本興行部、森永などの他都市資本、また関内・元町などから伊勢佐木に進出する野澤屋・鶴屋・相模屋、大和屋シャツ店、不二家などの名店が、なぜ伊勢佐木をめざしたのかを考えてもらいたいと思います」とも。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入館料は大人=200円、小中学生=100円。毎週土曜は高校生以下無料。月曜休館(月曜日が祝日の場合は翌日)。1月30日まで。

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