「氷川丸」が80周年イベント-ビーフコンソメスープ提供も

4月25日に生誕80周年を迎える「日本郵船氷川丸」

4月25日に生誕80周年を迎える「日本郵船氷川丸」

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 「日本郵船氷川丸」(横浜市中区山下町山下公園地先)で4月25日、「氷川丸生誕80周年記念イベント」が開催される。

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 氷川丸は1930年、三菱横浜造船所で貨客船として誕生。戦前、戦後を通じ、北太平洋を238回横断し延べ約25,000人の乗客を運んだ。1960年に現役生活を終え「横浜港開港100周年記念事業」の一環として1961年、山下公園に係留された。その後、2006年12月25日に一般公開を終了した横浜市指定文化財である氷川丸を、日本郵船が「歴史の生き証人でもある氷川丸を少しでも長く保存していくことが社会的使命」とし、2007年3月に譲り受けた。約8カ月間にわたる船体の修繕、内装の修復、桟橋の補修工事を経て、2008年4月25日に施設名称を「日本郵船氷川丸」と改め一般公開を開始した。

 当日は生誕80周年を記念し、氷川丸前ボードウォーク(桟橋)で「氷川丸80周年 祝賀式典」を実施。1965年より氷川丸で練習している「横浜少年少女合唱団」がその歌声を披露する。

 また、先着200人に、氷川丸が北米航路就航時に乗客に提供していたスープを模した「ビーフコンソメスープ(クラッカー添え)」をサービスするほか、船内の一等食堂では、戦前演奏されていた音楽を当時の譜面をもとに演奏する「船の楽団再現コンサート」を行う(コンサートは申込締切)。

 子どもには、「日本郵船氷川丸生誕80周年」記念イベントのシンボルキャラクター「キャプテンハマー」を印刷した風船がプレゼントされる。

 開催時間は祝賀式典=9時30分~10時、スープ・サービス=10時~12時30分。問い合わせは日本郵船歴史博物館(TEL 045-211-1923)まで。

 日本郵船歴史博物館の中香織さんは「当日は晴れていたらスープサービスを、通常開放していない氷川丸のオープンデッキで行い、当時の味をみなとみらいの美しい風景を眺めながらお楽しみいただけます。また、8月末まで開催する『氷川丸こどもクイズラリー』では、参加者全員に『キャプテンハマー』のオリジナルクリアファイルをプレゼントいたしますので、ぜひ遊びにいらしてください」と話している。

 日本郵船氷川丸の開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。料金は一般=200円、小中高生=100円(日本郵船歴史博物館の半券持参で無料)。4月25日は入館料無料。

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